心理カウンセラーのブログ

きらわれることもあれば好かれることもある

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こんにちは!
不登校カウンセリングセンターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。

子育て中のあなたは、


「うちの子、学校で友だちとうまくいっていないようだけど、大丈夫かしら?」
「ついこの間まで先日まで仲よくしていた子が、他の子と仲良くなってしまって、うちの子はさみしそうだな」


などと、わが子が学校の友だち関係がうまくいっていないことが気になっていませんか?

仲の良い友だちばかりだったらいいのですが、
学校に行くと教室の中には、気の合うクラスメイトもいれば気の合わないクラスメイトがいるということは、
親であるあなたも経験があるでしょう。

クラスの全員と仲が良いということはなかなかないことかもしれませんね。

でも、クラスの全員と仲がわるいということもなかなかないかもしれませんね。

あなたは、あなたのお子さんはこんなところはありませんか?


・友だちからは好かれていたいから、友だちが好きなことに合わせた行動や選択をしてしまう
・友だちにきらわれることが怖いから、自分が本当はしたいと思っていることをがまんしてしまう

そして、親であるあなたも、子どもに嫌われたくないから、パートナーに好かれたいからといって、相手にばかり合わせて生きていませんか?

こんなふうに自分の気持ちを押し殺して相手や他者に合わせて生きていっていると、だんだん自分が何をしたいのか、自分はどう思っているのか、自分はどう感じているのかがわからなくなっていってしまいます。

そうすると、心の中がモヤモヤしてきたり、なんだかわからないけど生きづらいと感じて苦しくなっていくのです。

状態がひどくなると、心身の状態をくずしてうつ病や不安症などになったり、不登校という状態になってしまうこともあるのです。

自分ではなく相手など他者の考え方・価値観に合わせてしまう、自分の考えや価値観より相手・他者の考え方・価値観を優先にしている状態を他人軸といいます。

そして、自分を幸せにする価値観を優先にしている状態を自分軸と言います。

はじめは、自分を幸せにしてあげることが大切なのです。なぜなら、自分を幸せにあげている程度にしか相手を大切にすることはできないのです。

今まで他人軸で生きてきた方は、それで幸せであればいいのですが、あまり幸せを感じてこなかったり、生きづらさを感じている方は、まずは自分を幸せにする価値観を選択して、自分軸になっていくことが大切なのですよ。

そして、本当の自分軸とは自分も相手も同じくらい大切にしている状態です。

考えてみればあたり前のことですが、世の中の人たちは、まったく同じ考え方の人たちばかりではありませんね。皆同じ考え方を持っているのであれば、戦争が起きるということはありません。

そして覚えておいてほしいのが、好かれる人数ときらわれる人数は同じくらいの割合になるということです。

たとえば人が100人いたとしたら、30人あなたのことが好きだという人がいれば、30人はあなたのことがきらいな人です。残りの人はあなたのことを好きともきらいとも思っていません。

これを『好悪同率の法則』と言います。

なので、あなたが他人軸で相手や他者に合わせて生きていても、自分軸で自分らしく生きていても、あなたは好かれることもあればきらわれることもあるのです。

あなたは、あなたのお子さんは、他者に好かれる生き方と自分に好かれる生き方どちらを優先しますか?

自分軸と他人軸、どちらの生き方が幸せだと思いますか?

人に好かれることは大切なことでもありますが、まずは自分の価値観を大切にして、自分から好かれるということが大切なことなのです。

自分軸で生きていても、他人軸で生きていても、あなたのこと・あなたのお子さんのことを好きだという人の数は同じです。他人軸で生きているとその相手には好かれるかもしれませんが、自分には好かれないですよね。

なので、他人軸で生きてきて生きづらさをかかえてきたことに気づいたのであれば、
まずは自分軸で生きていくようにしていくことが大切なことなのですよ。

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