学校でも家でも、どうでもいいと思われている。
こんにちは、不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。
9月末に入り、私が住んでいる地域は少しだけ涼しくなり、過ごしやすくなってきました。
暑くもなく、寒くもなくの時期が、少しでも長く続くといいなと思ってしまいます。
あなたのお住いの地域はいかがでしょうか?
不登校のお子さんを支える親御さんの、秋に思い描くイメージはどんなイメージですか?
実りの秋
食欲の秋
読書の秋
運動の秋
楽しいイメージが湧いてきますか?
冬に近づいていく
日が短くなる
寂しさ
落ち葉
なんとなく、淋しいイメージが湧いてきますか?
人によって、秋へのイメージは違いますよね。
同じ秋を感じているのに、秋からイメージすることは人によって違います。
この感じ方の違いは、親御さんが生きてきたなかで培ってきた主観的価値観=観念で変わってきます。
親御さんだけでなく、人は誰もが観念を持っています。
不登校のお子さんももちろん、観念を持っています。
不登校のお子さんは、繊細だったり、優しかったり、気遣いができる子が多いです。
・優しい子よね
・気遣いのできる子よね
と、周りの人から言われたことがあるのではないでしょうか。
不登校のお子さんが、人に優しくできるのも、気遣いができるのも、とてもいいことなのですが、そのことで自分を苦しめることになっているかもしれません。
どういうことかというと、
・本当は自分もやりたいのに、友達に譲ってあげる
・本当は自分もやりたくないのに、やってもいいよと言う
本当の気持ちを隠して、抑えて、友達や周りの人の気持ちを優先に動いている可能性があります。
これを続けているとどうなるでしょうか。
周りの友達は(不登校のお子さんをアイさんとします。)
・アイさんなら、譲ってくれるからいいんじゃない、というスタンスで話してくる
・アイさんなら、怒らないからいいよ
というように、不登校のお子さんに甘えるようになります。
それは、いつも自分の気持ちを押し通す、ドラえもんで言えばジャイアンタイプの子には、周りの友達は気を遣いますが、いつも譲ってくれる怒らない優しいアイさんには、気を遣わなくてもいいよね。となっていくのです。
不登校のお子さん自身は、自分の気持ちよりも友達の気持ちを優先するのは、
・友達から好かれるために
・友達に嫌われないために
・ずっと友達でいられるように
行っている可能性もあります。
ということは、友達と不登校のお子さんの気持ちに、大きな違いがるということになります。
不登校のお子さんは、友達の気持ちを優先することで、ずっと友達でいられる。優しくしてもらえる。と思っているのに対して、
友達は、アイさんなら許してくれると、何をするにも自分たちの気持ちを優先にしてしまうのです。
これが続いていくと、不登校のお子さんの気持ちはどうなるでしょうか。
・自分の気持ちを聞いてもらえない
・いつも最後の残り物
・どうでもいいと思われている?
・友達だよね?
・みんなが冷たい
という気持ちになっていきます。
ないがしろにされていると思えてくるのです。
いつも、みんなの気持ちを優先にしてきてあげたのに、どうして大切にしてくれないの!
という気持ちになっていくのですね。
ただ、どうして?と聞くことは怖くてできません。
自分の気持ちを抑えて、友達の気持ちを優先にしてきても、大切にされていないのに、自分の気持ちを言ってしまったら、友達でもいられなくなると思い込んでいるからです。
不登校のお子さんが、友達の気持ちを優先してまで、自分の気持ちを抑えるのは、お家でも行っているかもしれません。
・お母さんもお父さんも忙しそうだから
・いつもスマホばかりで話を聞いてくれない
という気持ちがあれば、自分はわがままを言ってはいけない、という考え方になっていきます。
不登校のお子さんには、家でも友達にも自分は認めてもらえていないという気持ちになってしまいます。
こうなると、ただただ自己肯定感が下がっていきます。
・学校に行けない自分はダメなんだ
・誰にも大切にされないのは自分がダメだからだ
・どうして生まれてきたんだろう
・お母さんとお父さんはどうして生んだんだろう
・生まれてこなければよかった
と、気持ちが落ちていきます。
自分のことを否定していくのです。
親御さんも考えてください。
自分に自信がないときに、誰も信用できない状態で、
仕事に行けますか?
同窓会に行けますか?
サークルに行けますか?
行けないですよね。
不登校のお子さんは、自分の頑張れるだけ頑張ってきました。
ですが、どうしようもなくなってしまったのです。
親御さんも、どうしてあげたらいいの?と思いましたよね。
まずは、お子さんに家にいてもいいんだ、という安心感を与えてあげましょう。
お母さんやお父さんには、自分の気持ちをはっきりと言っていいのだと伝えましょう。
不登校お子さんのことを愛していると、嫌いになることはないと伝えていきましょう。
不登校のお子さんが、自分の気持ちを伝えてくれたときは、否定をせず、親御さんの意見は言わず、すべて受け入れください。
そうだったんだね。
そう思っていたんだね。
もし、親御さんへの不満がでたら、気づいていなくてごめんね。話してくれてありがとう。と伝えましょう。
もちろん、親御さんにも言い分はありますよね。
いったん受け入れてから、こういう状態で、こういう風に考えて、よかれと思ってそうしたんだけど、嫌な思いをさせていたんだね。ごめんね。と伝えていきましょう。
不登校のお子さんから、ないがしろにされている という気持ちを、消していきましょう。
不登校のお子さんにどう対応していけばいいのかわからない。と感じていいる親御さんは、
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そして、いつでも、不登校カウンセリングセンターの心理カウンセラーが寄り添うことも覚えておいてくださいね。
それでは、自分の気持ちを大切にして1日をお過ごしください。