心理カウンセラーのブログ

不登校の子どものストレス耐性について

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こんにちは、不登校カウンセリングセンターの神谷今日子です。


10月1日で緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が解除されましたね。

私は千葉県に住んでいるのですが、飲食店も再開するところが増えてきて、少しずつ街に活気が戻ってきたのかなと感じております^^


さて、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、2020年・2021年と色々な変化がありましたが、不登校のお子さんはどのようにお過ごしでしたか?

コロナで、子どもが前より悲観的になった…

コロナで、子どもの不登校が悪化してしまった…

ということもあるかもしれませんね。


これまでに経験したことのないことですので、不登校の子どもを含め、誰しもが何かしらのストレスを抱えたと思います。


こんな風に、コロナ禍はもちろん、どんな時にも私たちに影響を与えてくるのが「ストレス」です。

本当に厄介ですよね。(心理学では、ストレス=変化と言われています)



そして、その「ストレス」にどれくらい耐えられるか?という力のことを「ストレス耐性」といいます。

ストレス耐性とは、ストレスの器のようなもので、溢れてしまうと、心身に影響をおよぼします。



この「ストレス耐性」は、不登校の解決においても、重要になってきます。



例えば、学校で何かが起こった時に、不登校になる子どももいれば、不登校にならない子どももいますよね。


これは、ストレス耐性の違いによって、変わるのです。

ストレス耐性の低い子どもの場合、ストレスの器がいっぱいになりやすく、不登校になりやすくなります。

逆に、ストレス耐性の高い子どもの場合は、ストレスの器がいっぱいになりづらく、不登校にはなりづらいのです。

不登校の子どもの、現時点でのストレス耐性がどれくらいか?によって、不登校解決のための対応方法が変わってきます。



コロナ禍においても同じです。


コロナという状況であっても、今まで通りの心の状態で活動できる方もいれば、心が辛い状態になる方もいます。(どちらが良いとか悪いとかではないですよ!)


このように、同じ状況でも、心がどうなるか?はストレス耐性によって変わるのですね。



そして、このストレス耐性は心理療法によって上げることができます。(無理矢理我慢するなど、そういった方法ではなく…です。)



不登校の子どものストレス耐性の高さを知りたいけれど、どうやって知ればいいの?と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。


ストレス耐性は、心理検査でチェックすることができ、

CMAS(小4~中3対象)
STAI(中学生以上対象)

といった検査を用います。



もし、子どもの不登校でお悩みの親御さんは、病院やカウンセリングルームなどで、CMAS(STAI)は受けられますか?と尋ねてみてくださいね。

当センター(不登校カウンセリングセンター)でも受けることができます。


現時点でのストレス耐性を把握することで、その上げ方や、不登校解決のための対応方法も知ることができるようになっていきます。



ということで、今日は、ストレス耐性についてお話させていただきました。

不登校の解決には、「ストレス耐性」は大きな鍵の一つになるので、ぜひ覚えておいてくださいね。



では、今日は心理カウンセラーの神谷今日子がお送りしました。

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