心理カウンセラーのブログ

不登校時、学校を変わったほうがいいの?

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不登校カウンセリングセンターの西浦まゆみです。

わが子が不登校になった時、
学校を変わったほうがいいのかと悩むことは多いのではないでしょうか?

今通っている学校が、わが子にあっていないのではないだろうか?
わが子の友人関係が上手くいかないから、違う学校に行けばいいのではないだろうか?
勉強についていけないなら、ついていける学校に変わったらどうだろうか?
など、不登校の子どもを持つ親のあなたは、悩んでいませんか?

不登校の子どもを持つ親のあなたは、わが子が学校に行けなくなり、
わが子からは学校は嫌だ、行きたくない、怖い・・・など訴えられ、
また、学校に行かせようとしてもわが子の体調不良が酷くなっている様を見る度に
このままではいけないと思っていても何をしたらいいのか分からず
途方にくていませんか?

不登校になったわが子に接する度に
学校に行くにはどうしたらいいのだろうと考えてしまいますよね。

そして、今の学校に行けないのなら、学校を変わってみると
学校に行けるのではないかと希望を持ってしまうことがありますよね。



しかし、学校を変わっても、
不登校のわが子が不登校にならないとは限らないのです。

なぜなら、問題の先送りにしかならないからですね。

不登校になったわが子が学校を変えたとしても、
その根本にあることをに気がつかない限り不登校は解決しないのです。

その根本にあるのは「観念」です。

観念とは主観的な物事の捉え方で、価値観とも言います。



観念は思考癖の元にもなっています。
また多くの不安や恐れも観念から作られています。

「こうでなければいけない」「これができないといけない」
「勉強ができないから友達から馬鹿にされる」などの思考は
観念から作られています。

不登校のわが子の観念が変わらなければ、
学校を変わっても不登校になるリスクはあります。

今まで通ってきた学校を変えると言うことは
今まで築き上げてきた人間関係も一時的にリセットするようなものです。

新しい学校になったら、新しい人間関係をつくらなければいけなくなります。

その時に、新たに人間関係を築いていくよりも、
今まで築いた人間関係や慣れ親しんだ環境で不登校になった観念と向き合うほうが、
不登校の解決には近道です。

なので、不登校を解決するために学校を変えると言う選択肢はお勧めできません。

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