心理カウンセラーのブログ

不登校っ子の自我とは?

投稿日:

不登校カウンセリングセンターの西浦まゆみです。

中学生くらいの不登校の原因の1つに「自我の乱れ」があります。

自我とは、自分のセルフイメージのことです。

自分はこんな人だというように
自分と他者を区別できる状態のことですね。

中学生くらいになると、自分と他者を比較してしまい、
自分はできる、自分はできないなど優劣をつけていきます。

それが、行き過ぎて自我が乱れてしまい、不登校に繋がっていきます。

ありのままの自分でいいはずなのに、
自我の乱れから「〇〇ができなければならない」と偏った思考になりやすいのですね。

不登校の子どもを持つ親のあなたは
「〇〇しなければならない」「〇〇ができなければいけない」と
不登校のわが子に話すことはありませんか?

不登校のわが子は「〇〇しなければいけない」
「〇〇ができないといけない」と話すことはありませんか?

不登校のわが子は「〇〇ができなければいけない」
「〇〇しなければいけない」との思考癖になっていることが多いです。

その為、不登校のわが子は「これができない自分はダメだ」
「勉強についていけない自分はダメだ」
「これができないから、友人にも馬鹿にされてしまう」
「何もできない自分は嫌われてしまう」・・・など
自分で自分を傷つけていきます。

また、中学生くらいになると、反抗期も重なり、
親よりは友人の方にウェイトを置くようになります。

不登校のわが子が自我の乱れから、
自分自身を傷つけて劣等感を持ち、それによる不安が増加して、
「恐れ」から不登校になっていきます。

不登校のわが子の思考は
「勉強についていけないから、友人に馬鹿にされるかもしれない」
「嫌われるのが怖い、学校に行きたくない」となっていきやすいのですね。

その根底には、
不登校のわが子の「〇〇ができなければいけない」との思考です。

なので、不登校のわが子が「〇〇ができない」と話してきた時には、
まずは「〇〇ができないと思っているのね」と現状を受け止めることが大切です。

無闇に「大丈夫よ、頑張ればできるよ」
「〇〇をしてみたらいいんじゃない」などアドバイスを先にしてしまうと、
不登校のわが子は、自分の話を聞いてくれない、
親が言うほど簡単なことじゃないのにわかってくれない、言うんじゃなかった、
となってしまうことがあります。

なので、まずは不登校のわが子の話を受け止めて聞くことが大切です。

試してくださいね。

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