心理カウンセラーのブログ

不登校児の生活習慣改善に意思の力を頼るな!

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こんにちは、不登校カウンセリングセンターの神谷今日子です。

不登校児のことでよく相談を受けることの一つに、「昼夜逆転」があります。
夜に寝るのではなく、昼に寝るようになってしまうことを指します。

昼夜逆転のデメリットとしては、身体の不調だけでなく、精神的にも落ち込みや不安感が強くなります。
昼夜逆転以外にも、食事の時間なども乱れきっているケースもあり、生活習慣の改善が、学校に行けるようになる上でとても大切になります。

では、本日は、不登校児の生活習慣の改善に重要なポイントをお伝えできたらと思います。

生活習慣の改善に、意思の力を頼るな!


どういうこと!?と思うかも知れませんね。
生活習慣を改善しようとしたときに、多くの人は、意思の力で何とかしようとします。

例えば、私たちで言えば、ダイエットしよう!と思って、「よし!食べないようにするぞ!」と意思の力で何とかしようとするのですね。
これも決して、悪いわけではありませんし、この方法でうまくいく人もいると思います。

ただ、うまくいかないケースの方が多いのではないでしょうか?
ついつい、目の前に美味しそうな食べ物があれば、食べてしまいます。
禁酒・禁煙も多くの人が失敗するのも同じ理由です。

私たち大人でさえそうなのですから、子どもであれば、なおさらです。
生活習慣を正そう!と思っても、ついついYouTubeが面白ければ夜遅くまで見てしまいますし、やりたいゲームがあればやってしまいます。


じゃあ、どうすればいいのでしょうか?
環境から変えることが一番です。

例えば、ダイエットであれば、お菓子を家に置いておかないようにするだけでも大分違いますよね。


不登校児の場合も、夜はスマホやゲームが使えないように設定してしまうのが一番です。

環境が変わってしまえば、意思の力に頼らなくても、やらない状態というのをキープすることができます。
そして、親御さんも、夜に何度も注意する必要がなくなります。

このように、環境を変え、昼夜逆転で夜にしていたことをしなくなるだけでも、昼夜逆転は改善しやすくなります。


これは、私自身も未だにやっていることです。
息抜きにYouTubeなどを楽しむこともありますが、使える時間の制限を自分で設定することで、睡眠時間や、本当にやりたいことをやる時間をしっかり確保できるようにしています。

本当に進みたい方向に進むために、今、この時間は必要なのだろうか?と子どもと一緒に考えるのも良い機会かもしれませんね。


ということで、今日は、生活習慣の改善に、意思の力は頼るな!というテーマでお話させていただきました。
ご参考になれば幸いです。

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