心理カウンセラーのブログ

子どもの疑問に答えるときに 〇〇の違いを理解させることが大切

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こんにちは!
不登校カウンセリングセンターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。

子育て中のあなたは、子どもから質問されて、どう答えてよいか困ってしまったことはありませんか?
たとえば、


どうしてこんな校則があるの?
何で同じことをしても怒る先生と怒らない先生がいるの?
どうして友だちはこんなことしても何も言われないのに、うちでは怒られるの?

など。

そんなときに、子どもに教えておくといいことがあります。

『観念の法則』というものを親であるあなた自身も理解して、子どもさんにもぜひ教えてください。

『観念の法則』とは、世の中で起こるすべての出来事は、『観念の法則』というものにそって動いているものだという法則です。

そして、『観念の法則』の観念とは主観的なものごととらえ方・価値観のことです。観念に対して概念という言葉があります。概念とは客観的なものごととらえ方・価値観のことです。

観念と概念の違いを、深く理解していただきたいので、例を出します。

例えば、あなたの目の前にりんごがあったとします。
あなたはりんごみると、これはりんごだと認識するはずです。
まさかりんごみて鉛筆だとは思わないですよね。

このようにりんごは誰が見てもりんごです。
このように誰が見ても同じものごとのとらえ方をすることを『概念』と呼ぶのです。

そして、観念というのは、りんごが好きかどうかのようなものです。

あなたはりんごが好きですか?

青森県民のわたしはけっこう好きですが、私の息子はあまり好きではありません。

食べ物の好みは主観的なもの、一人一人違うものですよね。これを『観念』というのです。

つまり、概念は客観的なものごとのとらえ方のことなので、誰でも同じ答えになりますが、
観念は主観的なものごとのとらえ方のことなので、同じ答えにならない可能性があるのです。

ですから、最初の例でいうと、子どもにとっては謎の校則があるのも、同じことをしてもも怒る先生いれば怒らない先生がいるのも、友だちの家と自分の家に違いがあるのも、全ては観念の違いからきているのです。

人とちがうことは、全ては観念の違いから起こっていることなのです。

校則には校則をつくった方、つくったとき・時代背景、つくった学校の状況など、様々な観念も入ってできています。

同じことをしても、先生によって対応がちがうのは、先生一人一人がちがう観念をもっているからです。

友だちの家の人と、自分の家の人ももちろん観念が違うから対応も変わってくるのです。

一人一人の観念の違いが、様々な違いにつながるということが理解できたでしょうか?

観念についてはまた何度もお伝えさせていただきますね。

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