心理士のブログ

子どもの未来をひらく夏

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こんにちは、
不登校カウンセリングセンターの真鍋良得です。

夏休み。
あなたは、どんな気持ちで迎えていますか?

「また今年も、ずっと子どもが家にいる…」
「学校がない分、ちょっと気が楽…でも、休み明けが心配」
「何とかこの夏で、再登校のきっかけをつかまないと…」

そんなふうに、子どものことばかりに気を取られていませんか?

でも、ちょっと立ち止まって、自分に聞いてみてほしいのです。

あなたは、この夏を楽しんでいますか?
子どものことを考える前に、あなた自身が今を楽しめているでしょうか?

親が満たされることが、子どもへの最高のギフト

あるお母さんが、こんなことを話してくれました。

「以前は夏休みが本当に憂うつでした。
宿題やらさなきゃ、生活リズムを整えなきゃ、あれもこれも子どもにさせなきゃって、頭がいっぱいで…。でも、今は夏休みが楽しみです。」

このお母さんは、あるカウンセリングを受けたことをきっかけに、
「子どもに何をさせるか」ではなく、
「自分がどう楽しく過ごすか」を大事にするようになったそうです。

そうしたら、不思議なことに――
自然と子どもに過干渉しなくなり、
心に余裕ができ、
「この子はこのままで大丈夫」と思えるようになったといいます。


子どもは、親の“気分”にとても敏感

子どもは、親の心の状態を驚くほど敏感に感じ取っています。

親がイライラしていれば、子どもは緊張します。
親がため息をついていれば、子どもは罪悪感を抱きます。
逆に、親がニコニコと楽しそうにしていれば、子どもも安心するのです。

つまり――
「親が楽しむこと」は、子どもにとっての安心とエネルギー源になるのです。


この夏、親であるあなたが、人生を楽しんでみませんか?

「楽しむ」といっても、
必ずしも旅行に行くとか、
何か特別なことをする必要はありません。

・好きな音楽を聴きながらコーヒーを飲む
・少し早起きして、朝の空気を感じる
・お風呂で好きな香りの入浴剤を使ってみる
・ちょっとだけ、自分のために贅沢する

そんな小さなことでもいいのです。
小さな「ごきげん」が積み重なっていくと、
やがて、あなた自身の心が満たされていきます。

子どもの不登校は、「親の幸せ」から動き出す

これまで、不登校の親子を見てきた中で、
はっきりと言えることがあります。

子どもの変化は、「親が変わった時」に訪れるということです。

「あるがままの私でいい」
そう思えるようになったとき、
「子どもも、あるがままで大丈夫」と思えるようになります。

その“本物の安心感”が、子どもを少しずつ外の世界へと導いていくのです。


だからこそ、この夏は「自分を楽しむ夏」にしてみてください

がんばることより、楽しむことを選ぶ。
不安より、今の幸せを感じることを選ぶ。

あなたが笑っているだけで、
子どもは少しずつ安心し、心が動き出します。

この夏、「親の笑顔」が、子どもにとっての希望になりますように。
まずは、あなた自身が“今日という日”を楽しむことから、始めてみませんか?

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