心理カウンセラーのブログ

子どもの気持に寄り添えない理由

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 こんにちは。

 不登校カウンセリングセンターの真鍋良得(まなべりょうえ)です。

 親が子どもの話を共感しながらしっかり聞いてあげることが不登校の解決にとって大切なことです。

 しかし、親としては子どもの話はちゃんと聞いている、共感している、と思っていても、実は子どもはそう感じていない、ということがあります。

 不登校の子どもをもつ方で、話を否定せずに聞いている、やさしく接している、なのに子どもは元気にならない、学校にも行けない、という話を聞くことは珍しくありません。

 話を否定せずに聞いているだけでは共感になっていないことがあるのです。


 子どもがゲームの話をしてきたとき、親が「ゲームは良くないものだ」という価値観を持っていると、話を否定せずにちゃんと聞いてあげていても、ただ話を聞いているだけで、子どもが言っていることには何の興味もない、ということがあります。

 話を聞く時には、その話の内容に興味関心を持って、子どもが何を考えているのか、どんな気持ちでいるのかを知ろうとすることで初めて共感できます。

 子どもの言葉や行動に共感できていないと、子どもの気持には関係なく親が「こうした方がいい」というアドバイスをしがちです。

 そうすると子どもは「そんなこと言われてもどうしていいかわからない」「自分の気持はわかってもらえない」と感じることになります。


 子どもが今置かれている状況や、今何を感じているのかということを理解しようとすることで、子どもは親から共感されていると感じることができるのです。

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