心理カウンセラーのブログ

何に向かって飛躍する?

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あけましておめでとうございます。
不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。

今年の干支は卯(うさぎ)ですね。

うさぎ年はどんな年と言われているかというと、
・うさぎが穏やかな動物であることから「家内安全」な年
・うさぎが飛び跳ねることから「飛躍」「向上」の年

と言われています。

さて、不登校のお子さんの親御さんは、今年はどんな年にしようと思われていますか?

不登校のお子さんはお子さんで、親御さんは親御さんで抱負を持てるといいですね。

不登校のお子さんの親御さんは、お子さんが学校に行く年にしたい、と思われているでしょう。
そして、お子さんも同じように、学校に行くと年にすると言って欲しいと思っていますよね。

もしお子さんが、学校とは関係のないことを今年の抱負と言ったらどんな感情になりますか。

例1:お子さんが今年は
・○○ゲームを手に入れる
・△△ゲームを攻略する
・◇◇コミックを読み切る
と、言ったとしたらどう思いますか?

親御さんは、何を言っているのだと思うのではないでしょうか。感情は穏やかではないですよね。

例2:お子さんが今年は
・素振りを毎日100回やる
・縄飛びの2重跳びができるようになる
・毎日お手伝いをする
と、言ったとしたらどう思いますか?

親御さんとしては、うんうんいいねと思いつつ、学校に行くとは言わないのかと、やはり感情が動きますよね。

それはなぜなのか。
もちろん、学校に行けるようになって欲しいという思いがあるからです。

もう一つは、お子さんを親御さんの思う通りにしようという思いがあるからです。

え、そんなことないです、と思われた親御さんも多いでしょう。

考えてみてください。
お子さんが不登校になったとき、精神的にとても不安定だったとき、お子さんが未来に向けて言葉を発することができていたでしょうか。

どうしたの?何があったの?これからどうする?などなど、色々問いかけても

わからない、知らない、どちでもいい、関係ない、などの答えが返ってきたのではないでしょうか。
声を出して答えてくれるのはいいほうで、頭を動かすだけ、あるいは何も反応を示してくれないときもあったのではないでしょうか。

その時に、上の例1の答えが返ってきていたのなら、親御さんはそうかそうかと喜んでいたと思います。

その時に、上の例2の答えが返ってきていたなら、親御さんはそれはすごい事だと喜んでいたでしょう。

何がお伝えしたいのかというと、親御さんの感情、視点で、お子さんに対する対応が変わっているということです。

親御さんの感情、視点でお子さんの見方が変わるのなら、不登校のお子さんの気持ちを、ポジティブにとらえていきましょう。

まずは、不登校のお子さんの気持ちを、そうか、そうかと受け入れていきましょう。
そこから、親御さんの気持ちを伝えましょう。

親御さんの学校に行って欲しい、という気持ちを伝えるときに、もう一度考えをまとめてください。

親御さんはどうして、学校に行ってほしいと思っているのでしょうか。
子どもの頃、学校に行きたくないって思ったことがあったはずです。その時に学校に行ったのはなぜですか。
親御さんの経験も踏まえて、親御さんの気持ちを伝えていきましょう。

最後に、親御さん自身の抱負は何ですか?

不登校のお子さんを学校に行かせる。不登校を克服する。

これを実行するのはお子さんです。親御さん自身は、強力で最大な支援者です。
支援者として、特にどんなことに気を付けていきたいですか?

そして、不登校のお子さんの親ではなく、個人としての抱負も持ってください。
不登校のお子さんに気持ちが集中するのは当たり前です。
でも、集中しすぎて親御さんが披露困憊することは、不登校のお子さんにはよくありません。

どんな抱負を持てばいいのか分からない、と思われた親御さんに、私が同じように不登校の親であったときにもらった言葉を送ります。

親御さん自身が幸せになってください。

親御さん自身が毎日楽しんでいる。毎日笑顔でいる。
それが、不登校のお子さんを癒し、安心させ、学校に行こうと思わせる特効薬です。

それでは、うさぎのようにぴょんぴょん飛び跳ねる1年にしましょう!

今年も、不登校カウンセリングセンターをよろしくお願いいたします。

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