心理カウンセラーのブログ

子どもが不登校の時の帰省

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 こんにちは。

 不登校カウンセリングセンターの真鍋良得(まなべりょうえ)です。

 不登校の子どもがいることで年末年始の帰省が気が重いという話を聞くことがあります。

 祖父母から子どもが学校に行っていないことについてあれこれアドバイスされたり、責められたりして帰省するのが嫌になる、親戚から子どもの学校のことを聞かれるとどう答えて良いかわからない、そんな時、どうすればいいのでしょうか。

 子どもが学校に行っていない状況を理解してもらおうとしても簡単なことではありませんし、親がカウンセラーなどに相談しながら改善の兆しが見えてきたのにそれを否定されるようなことを言われると、どうしていいかわからない、ということもあるでしょう。

 そういった時は、祖父母や親戚が何か言ってきても、ただその話に「そうだね」とただ話を聞いていることが一番の対応策です。

 何か言われて腹が立ったり悲しくなったりするのは、親自身が「子どもを学校に行かせられないダメな親」と言われているような気がして、責められているような気がするからです。

 祖父母や親戚は、たいていは、ただ状況がよくわからずに心配しているだけです。

 親が自分を責めることなく「今はこれでいい」という気持ちで、ただ相手の話を聞いていればいいのです。

 そうすることが、子どもの心を守ることにもなります。


 どうしてもうまく対応できないと思ったら、帰省自体をしないという選択肢を考えてもいいでしょう。


 親が、自分の置かれた状況や子どもの様子をみながら、世間体や親戚づきあいを気にしすぎることなく柔軟に対応することができれば、子どもにも良い影響を与えます。

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