不登校カウンセリングセンターの青芝夏樹です。
生徒に問題がある
先生は、生徒が不登校になると集団生活になじめないのだから生徒自身に問題があると考えます。先生の意識としては、生徒が学校に合わせる必要があると考えます。
そして、何とか生徒が学校に合わせて頑張るように仕向けられます。
しかし、生徒の方は学校が自分に合わないから行かない選択をしたのです。
多様性の時代です
今は多様性の時代です。LGBTの認知度も上がってきています。HSPの認知度もかなりあがってきている状況です。
多様性が認められる世の中になりつつあります。いろんな生徒がいるのだから、生徒が学校に合わせるのではなく、学校が生徒に合わせる必要が必要があるのです。
中には、「一人の生徒のためにそんなことはできません。」と、古い価値観にとらわれ、全く聞く耳を持たない先生もいます。
「平等と公平」の意味の違いをご存じでしょうか?
「平等」とは、能力が違ってもみんなに同じものを与えるということです。「公平」とは、能力が違えば、能力に見合ったものを与えるという意味です。
例えば、塀の外からスケートの演技を見ているとしましょう。塀の高さは150cmあります。身長170cmの生徒、身長150cmの生徒、身長130cmの生徒がいたとしましょう。
平等とは、みんなに高さ20cmの台を用意するということです。そうすると、順番に190cm、170cm、150cmとなります。身長130cmの生徒は見ることができません。
公平とは、全員が見られるように台を用意するということです。170cmの生徒には台を与えず、150cmの生徒には20cmの台を与え、130cmの生徒には40cmの台を与えます。
このように、不登校の生徒にも公平に勉強の機会を与えられるように学校側は行う配慮する必要があります。それを理解していない先生が多いのが現状です。
対策
スクールカウンセラーか不登校支援センターなどの支援機関に間に入ってもらい、学校側の対応が間違っていることを伝えてもらい、改善してもらいましょう。