心理カウンセラーのブログ

不登校児の冬休みの過ごし方

投稿日:

不登校カウンセリングセンターの西浦まゆみです。

もうすぐ冬休みになりますね。

不登校の子どもを持つ親のあなたは、
不登校のわが子の冬休みをどう過ごしたらいいのか悩んでいませんか?

不登校のわが子を見ながら、学校に行ってほしいのに学校に行けないわが子。

不登校の子どもを持つ親のあなたは、学校に通う子ども達を見ながら
どうしてこうなったんだろう?と思ってしまいますよね。

そのためか、学校が長期休みの時はなんとなくホッとしてしまいますね。

学校が休みの時は、不登校のわが子だけが学校に行っていないのではなく、
休みだから行かなくてもいい期間と割り切れます。

それは、不登校のわが子も同じように感じます。

安定期以外の不登校のわが子は
自分が学校に行けないのに罪悪感を抱いています。

不登校のわが子は、学校に行かないといけない、
でも行けない、行きたくないとの葛藤と戦っています。

その為、自宅から出ることができずに、引きこもってしまう傾向にあります。

不登校にわが子は外出するのに罪悪感があり、
外出するのがいけないと思っているからですね。

学校を休んでいるのに、外出しているのを知り合いに見られると
サボっていると思われることに抵抗があるからです。

不登校のわが子としてはサボっているわけではなく、
行こうとすると心の悲鳴が体調に現れて、どうしようもできないのです。

そんな葛藤が長期休み中は少しだけ和らきます。

だから、冬休みの期間に
不登校のわが子の心と体を整えるように過ごすことが大切です。

冬休みの過ごし方のポイントは3つあります。
1、生活習慣を整える
2、宿題をする
3、外出をする ことです。

1、生活習慣を整えるとは
不登校のわが子の多くは不規則な生活をしていることが多いです。

朝遅くまで寝ていて、夜遅くまで起きている、昼夜逆転傾向にあります。

なので、まずは早寝早起きをすることが必要です。

起床時間を決めることですね。

そして、お日様の光を浴びることです。

朝、お日様の光を浴びることで体内時計がリセットされます。

体内時計をコントロールするのは視覚領域から生まれる刺激信号とされ、
朝お日様の光を浴びることで、
約16時間後の「メラトニン」という睡眠ホルモンが分泌されます。


起床時間を決めてお日様の光を浴びることで、
夜、寝つきやすくなり、昼夜逆転生活から抜けやすくなります。

2、宿題をするとは
冬休みには学校から出ている宿題があります。

宿題をすることで、
学校に関わっていると学校との繋がりを意識することも大切です。

ただ、ここで気をつけることは、宿題を重要視しないことです。
宿題を絶対にしなければいけないと思わないことですね。

不登校のわが子の状態によっては、
冬休みの宿題の難易度が高くなっている場合があります。

学校に通っていない間に
勉強が進んでいて分からない内容になっていることもあります。

そんな時には、学校の宿題ではなく本人ができる問題をすることが必要です。

学校へ通うことを踏まえて、主要科目の勉強は必要です。

本人のできる問題(問題集など)を用意し、させることも大切です。

3、外出することとは
不登校のわが子は外出に対し罪悪感があるため外出したがりません。

でも、冬休みなどの長期休みの時は、
他の子ども達も休みのためこの罪悪感が少し和らいでいます。

なので、この機会に外出させることです。

ちょっと買い物に出かける、
散歩に出かけるなどを促してみてはいかがでしょう?

体力をつける為にも外出は必要ですが、
不登校のわが子の状態に合わせて、
無理強いはしないようにすることも大切です。

不登校のわが子によっては学校関係者が多い近場よりも
学校関係者がいない遠方の方が外出しやすいです。

お正月を遠方の祖父母の所で過ごすことがあるかもしれませんね。

帰省で遠方に行く時には、帰省先の祖父母に
学校のことを聞くよりも本人の体調や興味のあるものを聞くようにした方がいいなど
配慮するといいですね。

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