心理カウンセラーのブログ

不登校の親がやりがちな投影について

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こんにちは、不登校カウンセリングセンターの神谷今日子です。


あなたは、不登校の子どもに対して、

この子のことを私が一番よくわかっている。

この子はこう思っているに違いない。

といった思いを抱いたり、

あなたが将来こうなれば幸せになれる。

あなたがこのように行動すれば、失敗しなくて済む。

といったアドバイスをしたりしていませんか?


確かに、将来のために、子どものことを心配をしたりアドバイスをしたりすることは決して悪いことではありません。

ただ、ここに少し陥りやすい罠があります。

今日は、不登校の親がやりがちな投影について、お話できればと思います。

投影とは?


投影とは、自分の内面を他者に映し出すことです。

自分が「これはこうだ」と思っていたら、『相手もそう思っているに違いない』とつい思ってしまいますよね。
これが投影です。

ただ、意外と、相手も同じことを思っているとは限らないのです。
例えば、「これは言ってはいけないことだ」と思って、あなたが黙っていることを、平然と言う人もいますよね。
こんな風に、みんな価値観が違うので、同じ事を思ったり考えたりしているとは限りません。

この投影を理解していない場合、コミュニケーションですれ違いが起きやすくなるのです。


不登校児の親がやりがちな投影


投影は、不登校の子どもと親の間でも起こります。

例えば、親が、「うちの子が不登校になったのは、あの先生が絶対に原因だ」と思っていたとしても、子どもにとっては、別のところに原因がある可能性もあります。
親が、「こうなれば、この子は幸せになれる」と思っていたとしても、子どもにとっての幸せは別のところにある可能性もあります。

そうなると、子どもの心配をしてあれこれ伝えているのに、「親は私のことをわかってくれない」と距離を取られてしまうことになりかねません。
その場合、学校に行ってもらいたいのに、なかなか不登校も解決しないこともあります。

これでは、本末転倒ですよね。

では、どうしたら良いのでしょうか?


投影をやめるには?


投影をやめる方法は3つあります。

・自分と不登校の子どもは別の人間であることを理解する

・親自身が、自分の中の主観的なマイルールを見直していく


自分と子どもが別の人間であることを理解すれば、「こうするのが良い」というものを子どもに投影して、押しつけることが減っていきます。

ただ、こ親であるあなたの意見を押し殺す必要はありません。
私はこう思うけど、あなたはこう思うのね。と違いを認めていくことが大切になります。


また、親であるあなた自身が、自分の中のマイルールを見直していくことで、子どもの話をそのまま聴けるようになっていきます。

例えば、「幸せになるためには学歴がなければいけない」というマイルールをあなたが信じ込んでいた場合、子どもが「専門学校に行きたい」と言い出したら、叱ってしまうかもしれませんね。

他にも、「失敗してはいけない」というマイルールをあなたが信じ込んでいた場合、子どもが失敗しそうなことをやろうとしたら止めてしまうかもしれませんね。その場合、挑戦する意欲がなくなるかもしれません。

こんな風に、親であるあなた自身が、マイルールを多く持っていると、投影によるコミュニケーションのすれ違いが起きやすくなります。
その結果、子どもの意欲や自己肯定感を下げ、不登校を悪化させてしまうことにもつながります。

ですから、親であるあなた自身が、主観的なマイルール(観念)を取り外して、子どもの話を聴くことが大切なのですね。



今日は、不登校の親がやりがちな投影についてお伝えしました。

投影はある程度起こるものですし、投影自体が悪いわけではありませんが、子どもと円滑なコミュニケーションを取るために、子どもの自己肯定感を育てるために、ぜひ、参考になさってみてください。

では、今日は心理カウンセラーの神谷今日子がお送りしました。

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