不登校カウンセリングセンターの西浦まゆみです。
不登校の子どもを持つ親のあなたは、
不登校のわが子の不登校解決を邪魔するものがあるのを知っていますか?
不登校解決を邪魔するものは、
不登校のわが子や親のあなたが抱いている「被害者意識」です。
不登校のわが子や親のあなたが「被害者意識」を持っていると
不登校は解決しません。
なぜなら、自分が(わが子が)不登校になったのは〇〇が悪い、
自分は悪くないとの思いに捉われ、〇〇を変えることばかりに目がいくからです。
しかし、自分以外のことは変えることは出来ません。
その人なりの価値観や思いがあるからですね。
人には変えられるものと変えられないものがあります。
自分は変えられることができますが、他人のことは変えることは出来ません。
変えられないことにばかりに捉われてしまうと、不登校は解決できません。
確かに、自分が理不尽な目に遭ったり、
自分は正しいことをしているのになぜ? 〇〇が悪いのに・・・と
思うこともあるでしょう。
しかし、本当のそうでしょうか?
物事は多方面から見なければわからないことが多いです。
一方だけを見て判断できないからですね。
例えば、自分は学校の廊下を走ったりしていないのに、走る生徒がいるのが許せない。
なぜ廊下を走るのだろう、廊下は走らないとなっているのになぜ守れないのだろう
自分はちゃんと守っているのに・・・理不尽だと思いますよね。
そして、そんな学校へは行きたくないとの思いに捉われてしまっていたら、
生徒みんなが廊下を走らない学校を探さなければいけません。
ただそれは不可能に近いです。
なぜならば、ふざけて廊下を走る生徒もいれば、
急いでいる為に廊下を走る生徒もいるからですね。
廊下を走ったらいけないことは知っていても、
走らざる得ない時があったら人は走るので、
絶対に走らない生徒がいない学校はないでしょう。
そうなると、不登校の解決にはならないですよね。
なので、変えられることと変えられないことを知り、
被害者意識を持たないことが大切です。
被害者意識があると、変えられないことを変えようとします。
そして、変えられないことに心が疲弊してしまいます。
不登校解決の邪魔をしているのは「被害者意識」です。
不登校の子どもを持つ親のあなたや不登校のわが子が
被害者意識を持っていないか意識してくださいね。
そして、被害者意識を持っていたら、手放していきましょうね。