心理カウンセラーのブログ

不登校児の身体症状

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こんにちは、不登校カウンセリングセンターの神谷今日子です。

不登校児の中には、身体症状を訴える子も多くいます。

・お腹が痛い
・頭が痛い
・吐き気がする

病院に行って検査をしても、異常が見られないケースも多く、親御さんとしてはどうしたらよいかわからなくなってしまいますよね。

そこで今回は、不登校の子の身体症状についてお伝えできたらと思います。

不登校児の原因不明の身体症状


不登校になる前兆として、学校に行く前に身体症状を訴える子も多いです。

そのときにすぐに、不登校の前兆かな?と気付いて、悪化しないような対応ができるケースは稀で、多くの親御さんは身体症状を何とかするために、普通の病院に連れて行き、検査を受けることが多いです。

そこで原因がわかれば良いのですが、わからないケースも多いです。(ただ、本当に身体的な病気なこともあるので、やはり病院に行くことは大切です)

精神的なものだと最終的に言われる子もいれば、起立性調節障害など病名を言われる子もいます。

身体症状は辛いものですよね。
薬を飲めば、症状は楽になります。
ただ、根本的な原因が治っているわけではないので、薬をやめると、また症状が出てきます。

では、どうしたらいいのでしょうか?

認知行動療法で見る身体症状


認知行動療法という心理療法では、
・状況(出来事)
・認知(考え方・イメージのこと)
・感情
・身体
・行動
の5つが、どのように関係し合っているか?を探ることで、自分のストレス反応を見ることができます。

不登校児が抱える身体症状は、「身体」の部分ですね。
たとえば、身体が震える・胃が痛くなるといったのもそうですね。

そして、多くの不登校児は状況を変えようとしてしまうのですが、変えることができるのは、『認知』と『行動』の部分なのです。
『認知』と『行動』を変えていくことで、感情や身体の反応も改善していこうというのが、認知行動療法なのです。

例えば、クラスで発表があるとして、
状況→クラスで発表がある
認知→間違ったこと言って笑われたらどうしよう!
感情→焦り・不安
身体→顔が赤くなる・手から汗が出る・心臓がバクバクする
行動→クラス発表がある日は学校を休もう
このような流れで、発表を何とか避けようするかもしれません。
しかし、1回は避けられたとしても、クラス発表がなくなったわけではないですし、何かを発表する場面というのは、今後も出てくるでしょう。
ですから、状況を変えるのは難しいのです。

そんな時こそ、認知と行動を変えていくことが大切なのですね。

状況→クラスで発表がある
認知→間違ったこと言っちゃっても今できることをやればいい
感情→焦り・不安が3分の1くらいになった
身体→身体症状も出づらくなった
行動→とりあえずやってみよう
という風に変えることができるのです。

認知行動療法を実践することで、身体症状も穏やかになっていくのですね。

フォーカシングで身体症状を見る


他にも、フォーカシングという方法もあります。

フォーカシングとは、まだ言葉にならないような、心や身体に出ている感覚に焦点を当てる心理療法です。

不登校児の身体症状も、何かしら言葉にならない思いが表れている結果だとも言えます。

身体症状に焦点を当て、この感覚は何を言いたいんだろう…?と意識してみることはとても大切です。

私も、フォーカシングをやっていると、「もっと自分らしく生きたい!」など、奥にある思いに気づけることがあります。
その思いに気づくと、ふっと身体症状が楽になるのです。

言葉にするのが難しい不登校児に、おすすめの方法です。


ということで、今日は、不登校の身体症状というテーマでお送りしました。
何かしら、不登校のお子さんへの対応の気付きになれば幸いです。

認知行動療法やフォーカシングは、当不登校カウンセリングセンターでもおこなっておりますので、気になる方は、問い合わせてみてくださいね。

では、今日は心理カウンセラーの神谷今日子がお送りしました。

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