心理カウンセラーのブログ

問題行動を改善する方法 応用行動分析

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こんにちは!
不登校カウンセリングセンターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。

子育て中のあなたは、
わが子の問題行動を改善したいと思うことはありませんか?


・子どもがやるべきことを先延ばしにしてしまう
・子どもが約束を守らないことがある
・子どもが使ったものを出しっぱなしにして片づけない
・子どもがご飯の時間になってもゲームをやめない
・子どもが昼夜逆転してしまっている
・子どもがスマホ依存になりかけている


わが子が不登校だったり登校しぶりをしているときは、
特に問題行動が目立つように感じることもあるかもしれませんね。

そんな時に、応用行動分析という方法を取り入れてみてはいかがでしょうか。

応用行動分析とは

応用行動分析・ABA(Applied Behavior Analysis)は「ABC分析」などとよばれることもあり、

どんなときに、どんな行動をし、その結果どうなったのか

子どもの行動を3段階に分け、客観的に分析して対処する手法です。問題行動を改善するためにもちいられます。

応用行動分析はどうやってやるの?

応用行動分析では、ある行動を、事前の状態→行動→結果の3段階に分けて見ていきます。その行動が起きた状況までさかのぼって、どうすればよりよい状況に変えていけるのか、その対処法を考えていくのです。客観的に分析するので、子どもの行動にイライラすることも叱る回数も少なくなるので、親のストレスも減らすことができます。


仮説を立てる

1.なぜ問題行動が起きるのか、または起きないのか(A:Antecedent先行事象)
     ↓
2.問題行動がどんなときに起きやすいか、起きにくいか(B:Behavior行動)
     ↓
3.どのような行動が適切か(C:Consequence後続事象)

A(事前)B(行動)C(事後)
いつ、どこで、どんなときにどんなことをしたその結果どうなったか

問題行動の原因となるのは、

1.要求の実現・・・お菓子がが欲しい、ゲームをやりたいなど本人の欲求
2.回避と阻止・・・勉強や宿題をやりたくないなど、その場から逃げたい要求
3.注目の要求・・・周りや家族に注目してほしい要求

などがあります。

例えば、子どもを連れて買い物に行ったときに、お菓子売り場で駄々をこねている子どもを分析してみましょう。

A(事前)B(行動)C(事後)
いつ、どこで、どんなときにどんなことをしたその結果どうなったか:
スーパーのお菓子売り場で大声で泣き叫ぶお菓子を買ってもらう=要求の実現

子どもが大声で泣き叫んだら、子どもは要求が実現したので、またお菓子が欲しくなったときは、大声で泣き叫ぶようになる可能性があります。子どもがBの行動を起こすことによって、子どものCの要求が実現している、つまり、Cのお菓子を買ってもらうというごほうびによって、子どものBの泣き叫ぶという行動が強化されるということです。

Bの『駄々をこねる』という問題行動を変えたいときにどうしたらいいのでしょうか。

子どもの泣き叫ぶという行動に親が屈せずにいることです。お菓子買ってもらうという要求が実現されないということを学習しなおさなければいけません。人は行動した後にごほうびとなる出来事が得られないと、その行動が減少していきます。これを消去といいます。

現実的に問題行動に対応するには、問題行動を減らしながら、よい行動を増やすことが大切です。つまり、子どもの好ましくない行動に反応しない消去とほめる・よい行動を増やすための強化の両方を使っていくことが必要です。

A(事前)B(行動)C(事後)
いつ、どこで、どんなときにどんなことをしたその結果どうなったか:
スーパーのお菓子売り場で泣かない褒めてもらえる、ご褒美をもらえる=要求の実現

消去バーストに注意!

消去を行うとき、一時的により強く泣き叫ぶ・暴れるようになるなどその行動が悪化する消去バーストが発生します。これも、親が毅然と反応せずにいるといずれ消去バーストは収まります。お店など公共の場所で泣き叫ぶときは、黙って迷惑のかからない場所に連れて行って泣き止むまで待ちます。

子ども要求に反応してしまうと、逆効果になるので、親が毅然と一貫した態度で対応すること大切です。

消去バーストが起きたときに、親が完全に子どもの行動を無視することができないと、問題行動を強化してしまうことがあります。物を壊したり傷つけたりするといった無視し続けることが難しいに状況なって、そこで親が根負けして対応してしまうと、より派手で影響が大きい行動をすれは親は無視できないと子どもは学んでしまうのです。そうすると、問題行動がエスカレートしていきます。

そういったことが予測できるときは、「要求の起こる場所には行かない」「迷惑のかからない別の場所で過ごす」などの環境調整で対応することによって、困った行動を防ぐことができます。

まとめ

今回は応用行動分析のABC分析のお話でした。

一度問題行動を起こした子どもは、必ずまた問題行動を起こします。自分の起こした好ましくない行動によって、自分の望みが叶うという誤学習をしてしまっているからです。

時間がかかることもありますが、決してあきらめずにスモールステップで取り組んでいきましょう。少しでもよい行動ができたことがあったら、すかさずほめて、好ましい行動を増やしていきましょうね。

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