こんにちは。不登校カウンセリングセンターの阿部由香里です。
今日は、脳が無意識にやってしまいがちなこと。についてお話します。
何気なく話をしていて、自分の伝えたいことが伝わっていないなぁ、ということはありませんか?
これは、脳が自分に都合のよい情報を選択するからなのです。
例えば、あなたが家族と何気なくテレビを見ているとき、たくさんの情報が入ってきます。
長い情報番組を見ながら、脳は多くの情報を無意識に整理しながら聞いています。
たくさんの情報の中で、かいつまんで必要のない情報はカットされていきます。
記憶に残されたのは、あなたが選択した情報だけに絞られているのです。
同じテレビ番組を見ていたのに、自分のキャッチした情報と、家族のキャッチした情報は
若干とらえ方がずれていた。ということが起きたりするのです。
これは、どの情報があなたに響いたか、ということなんです。
脳は、あなたの頭の中での思いこみや、興味のあることに反応するから。
全部の内容を集中して記憶するのは大変なので、必要な部分だけが印象的に残るのですね。
部分的に切り取ってしまうと、受け取り方の違いが起きたりします。
不登校のお子さんが、引きこもりがちだと
お子さんにとっては、家族との対話が生活の中での貴重な交流接点になりますね。
親御さんは自分の思い込みを外して、お子さんとの会話を大事にしてください。
伝えたいことが伝わると、お子さんの自己肯定感が上がります。
自己受容、自己肯定、自尊心の順番に満たされていくことで、自立への道が見えてきますよ。