心理カウンセラーのブログ

不登校と適応障害

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こんにちは。不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。

先日、散歩をしながら子供の頃のことを思い出していました。

学校に行きたくないと思ったこともあったけど、病気でもないのに休むということはなかったな。

クラスメートもずっと休んでいる子はいなかったな。

子供の頃に、不登校という言葉はなかったような気がするな。

そこで今回は、不登校ってどういう状況なのか考えてみましょう。

不登校は、学校に行けない、という状況ですね。

それは、お子さんが、何らかの原因で学校に馴染めないでいるということです。

馴染めない原因が、お子さんを苦しめ、ストレスになっているのですね。

このように、ストレス症状が原因でその環境に適応できない症状を、適応障害と言います。

不登校のお子さんは、適応障害ということです。

この適当障害の特徴は、

・ストレスが原因で現れる症状

・後天的な症状(生まれつきではない)

・ストレスの原因がハッキリしている

・ストレスの原因がないところでは元気

・身体的症状にでやすい(頭痛・腹痛・吐き気・動悸)*人によって症状は違います

・意欲が低下する・やる気が起きない 

・新しい環境にストレスを感じて起きやすい

ということがあります。

では、これらの症状にどのように対応をしていくのがよいでしょうか。

環境をかえてみる

お子さんが不登校になると、多くの親御さんは、一度は転校を考えます。

環境を変えることで、学校に通うことができるようになると思うからです。

一時的には効果が現れる可能性が高いですが、あくまでも一時的です。

なぜなら、適応障害は新しい環境にストレスを感じて起きやすいからです。

不登校のお子さんが転校することで、友達もいない、教室がどこにあるか分からない、という新しい環境は、それはそれで、お子さんには多くのストレスを与えるのです。

環境を変えても、一時的に良くなりますが、根本を解決できていないということなのです。

ストレス耐性を高める

適応障害は、ストレスに耐えきれず起きる症状です。

ですので、ストレスに耐える力を強くすれば、学校に適応していくことが出来るということです。

例えば、授業中によく手を上げて、発表をしているAさんと、1学期に1回くらい手を上げて、発表するBさん。
先生に当てられたときに強いストレスを感じるのはどちらでしょうか。

それは、発表しなれているAさんより、しなれていないBさんですよね。

つまり、Aさんはよく手を上げていることで、ストレス耐性を強化していることになるのです。

ストレス耐性が大切もお読みください

観念を修正していく

観念とは、主観的価値観のことを言います。

例えば、お子さんが、忘れ物をしてはいけない、と強い価値観を持っていたとします。

たまたま忘れ物をして、たまたまクラスメートの前で先生に注意されたとしたら、お子さんはどうなるでしょうか。

忘れ物をした自分がいけない。
だから、クラスメートの前で注意された。

と、自分を責めて、強いストレスを感じます。

忘れ物をしてしまった。
クラスメートの前で注意されて恥ずかしかった。
注意した先生が嫌だ!

という気持ちになり、

先生が嫌だから、学校に行きたくない。となっていくのですね。

お子さんを苦しめてる観念を修正する、手放していくことで、ストレスを軽減していくことができます。

これが、根本的な解決をすることなのです。

親御さんにも、観念があります。

親御さんが、学校に行かなければならない。という観念を持っていると、お子さんが不登校の状態は、とてもつらいものになっているはずです。

親御さんが、親御さん自身を苦しめている観念を緩めて、修正してみませんか。

親御さんの気持ちが楽になれば、不登校お子さんも楽になり、学校に行けるようになりますよ。

今回も、読んでいただきありがとうございました。

不登校カウンセリングセンターの水野幸子でした。

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