こんにちは。不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。
もうそろそろ、お正月気分も抜けて来た頃でしょうか。
不登校のお子さんの親御さんは、3学期からは学校に行けるかもれしない、と思っているのではありませんか。
冬休みという長期休み後は、クラスメートみんなが久しぶりに会います。
ですので、不登校の我が子が行っても、久しぶりなのはみんなと同じで、目立たないのではないか。
だから、学校に行きやすいはず。
と、考えてはいませんか。
親御さんは、お子さんに早く学校に行って欲しいという気持ちがあります。
どのようにすれば、お子さんが学校に行きやすいのか、模索をされていますよね。
不登校のお子さんも、心の中では
学校に行きたい。
学校に行かなければ行けない。
学校には行ったほうがいいんだろうな。
といった気持ちがあります。
ただ、ずっと行っていなかった学校に行くということは、不登校のお子さんにとっては、とっても、とっても、勇気のいることなのです。
通学中、下駄箱、廊下、そして教室。
すれ違う人、近くで歩いている人、全ての人が、自分を観ているのではないか、という怖さがあります。
みんながどんな反応をするのか怖い、という気持ちもあります。
できるなら、話しかけてきて欲しくない。という気持ちと、ちょっただけ話しかけて欲しい、という気持ちが入り混じります。
親御さん自身も想像してみていください。
例えば、有給休暇を取って遊びに行っているときに、足を複雑骨折して3ヶ月間入院しました。
完治して数ヶ月ぶりの出勤です。職場にどんな気持ちで行きますか?
毎日、出勤していたかのように、職場に行くことができますか?
親御さんが想像した必要な勇気の、何十倍も、お子さんには勇気が必要だと考えてください。
お子さんが学校に行くためには、どれだけの勇気が必要なのか、少しはお分かりいただけたと思います。
不登校のお子さんに、「学校に行きなさい!」と、言いたくなったときは、深呼吸して10秒数えて、どれだけの勇気がお子さんに必要なのか、想像してみてくださいね。