こんにちは。不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。
不登校のお子さんの親御さんは、ずっと気持ちが張っていると思います。
お子さんが不登校になってから、気持ちが安らかになったことがありましたか。
など、ご自分を責め続けていませんか。
不登校の親御さんは
・接し方が悪かったのか。
・育て方が悪かったのか。
・どうしてもっと早く気づけなかったのだろう。
親御さんは、不登校のお子さんの将来が心配で、なんとか学校に行けるようになって欲しいと、心から願っていますよね。
その願いが強すぎて、不登校のお子さんを見ると、イライラすることがありませんか。
不登校のお子さんとの接し方を勉強している親御さんは、
・笑顔でいること
・お子さんに寄り添うこと
・お子さんの気持ちを優先すること
・お子さんの気持ちを理解すること
・不登校のお子さんは傷付いています
という、言葉を何度も聞いていると思います。
これは、本当のことです。このように、接して欲しいと思います。
ただ、そのことを意識しすぎて、親御さんご自身の感情を抑えすぎて、
・もうイヤだ!
・もう辛い、しんどい!
・こんな息苦しさをなんとかしたい!
という、気持ちが大きく出てきていませんか。
不登校のお子さんのためだからと、親御さん自身がやりたいことを我慢していませんか。
気がつくと、
・何もしたくない
・もう疲れた
・家に帰りたくない
・どこかに行きたい
・もう、どうにでもなれ
・子どもに会いたくない
という気持ちになっていませんか。
お子さんの顔を見たいのに、
見るとイライラしてしまう、ムッとする自分がいるのが分かるから、子どもに会わない方がいい。
と、思うことがありませんか。
不登校のお子さんのために、親御さんがすごく頑張っていらっしゃいます。
その時に、忘れてはいけないことがあります。
それは、不登校のお子さんと同じように、親御さんご自身のことも大切にしてください。いたわってください。
ということです。
大好きなお子さんに会いたくないと思うまで、気持ちが疲れているときは、親御さん自身の気持ちや身体の疲れのケアーを後回しにしている可能性があります。
親御さんは、そんな自分の気持ちが、不登校のお子さんに不安を与えてしまうとお分かりになっているから、会わない方がいいと思ってしまうのですね。
では、親御さんはどうやって、ご自分の気持ちを落ちつかせますか。
方法はいくつかあります。
・1人の自分だけの時間を持ちましょう。5分でいいのです。お風呂の中でボーとするものいいですね。
・自然に触れましょう。毎朝、太陽の光をしっかり浴びる。毎晩、月や星を見る。部屋に花を飾る。
・散歩をする。
・好きな事をやる。
親御さんの精神状態を、不登校のお子さんは敏感にキャッチします。
まずは、親御さんが元気になることが、不登校のお子さんに良い影響を与えます。
お仕事などで、身体がどんなに疲れていても、お子さんの顔をみるだけで、元気になるという経験が、親御さんにはあると思います。
その経験が毎日つづくように、親御さん自身がリラックスできる様に、息抜きをしてください。
そして、不登校のお子さんのどこが苦しいのか分からない。という気持ちになったときは、
親御さんが、どれだけ辛かったかを思い出してください。
そうすれば、お子さんの辛さを想像することができますね。
お子さんの本当の辛さが分からなくても、辛かったね、と共感することができますね。
親御さんに気持ちを理解してもらえていると感じることは、不登校のお子さんにとってはとても大切なことです。
親子で、安心と信頼のキャッチボールをしていきましょう。