心理カウンセラーのブログ

変えられるもの

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 不登校カウンセリングセンター
 真鍋良得(まなべりょうえ)です

 親が変われば子も変わります。

 子が変われば親も変わります。

 妻が変われば夫も変わります。

 夫が変われば妻も変わります。


 自分以外の人を変えることはできません。

 自分が変わることで周りの人も変わっていきます。


 子供が不登校になったり、何か問題がある時、子供のの行動を正しくしたいと思うかもしれませんが、そんな時は親が子供に対する接し方を変え、自分自身の心のあり方や考え方を変えることで、子供も変わっていきます。

 少しの変化でもいいのです。

 少しだけ子供の話を聴くことに集中してみたり、少しだけ表情を柔らかくしてみたり、できることを少しづつやっていけば気が付いた時には大きな変化になっています。

 

 私の次男は小学校の卒業式の日、式には自宅からパソコンの画面を通してオンラインで参加しました。

 そして、卒業式が終わった後に、学校に卒業証書を取りに行きました。

 オンライン参加したのは次男だけで、他の子供たちはみんな学校の体育館で卒業式に参加していました。

 次男のためだけに、先生方は卒業式をオンラインで中継してくれたのです。

 
 参加できないと思っていた卒業式に参加でき、親子ともに喜びました。


 次男は小学校1年生から不登校でした。

 入学式の日は、行きたくないという次男を引きずるようにして学校に連れて行きました。

 でも、どうしても中には入りたくないというので仕方なく入学式に出席せずに帰ってきました。

 入学式当時の私は学校というのは苦しくてもイヤでも頑張って行かなければならないものだと思っていました。

 
 学校に行きたくない子どもを何とかしようと頑張りました。

 

 その頃の私は子供の気持ちを理解し、共感しようなどとは考えることもありませんでした。


 あれから月日が流れ、私自身が変わり、妻も子も変わりました。

 当時には考えられなかったような穏やかな日々がやってきました。


 入学式の頃には「死にたい」と言っていた次男が生き生きとし始め、卒業式の日には短い時間ではありましたが自分で学校に行き、卒業証書を受け取りました。



 何年も学校に行ってなくても不登校は改善します。

 不登校は早期対応が望ましいのですが、対応できないまま、適切ではない対応をしたまま何年も経ったとしても、今できることをやっていけば状況を変えることができます。


 子供の将来に希望をもって、子供の可能性を信じて進んでいきましょう。

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