心理士のブログ

不登校のお子さんのペースを大切にしよう

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ここまで順調だったのに・・・

こんにちは、不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。

不登校のお子さんに対して親御さんが向き合っていくと、不登校のお子さんは、家は安心な場所、と認識していきます。

不登校のお子さんが

・家は安心な場所

・両親は自分のことを分かってくれている

・何があっても両親は守ってくれる

・家は安全なところ

というように、思えるようになると、不登校のお子さんのかたく閉ざされていた心がすこしづつ開いていきます。

不登校のお子さんと親御さんの絆、信頼関係が強くなればなるほど、お子さんの心は元気になっていきます。

不登校のお子さんが、親御さんに本音を話すことができるようになれば、不登校は改善していきます。

ただ、親御さんがもう大丈夫と安心していても、不登校のお子さんが、親御さんの思うように進んでいかないことがあります。

思うように進まない、とはどういうことなのかというと

・保健室登校はできるけど、教室には行かない

・別室登校はするけど、すぐに帰ってくる

・学校に行くと言うと思ったら、バイトすると毎日バイトに行く

ということです。

人は誰もが欲を持っています。
もっとこうなれば、という気持ちを持っています。

親は、子どもには幸せになって欲しいという気持ちを持っているので、もっと、もっと、もっと、という感情が出てきます。

ですので気が付けば、不登校のお子さんの気持ちよりも、不登校の親御さんの気持ちが優先して行動していることがあるのです。

親御さん自身の体験を思い出してください。

自分のペースを乱されると、イライラすることはありませんか?

仕事が計画通りにうまくいかず、突発的なことが起こることは想定しているとしても、想定外なことが起こり、自分の計画通りに進まなければ、イライラしてしまいますよね。

今日は1日ゆっくりしようと思っていたところに、気が進まないことを頼まれてやらなければならなくなれば、イヤだな~と思いますよね。

自分のペースを乱されると、イライラするのは不登校お子さんも同じです。

不登校のお子さんにはお子さんのペースがあります。
お子さんのペースを認めていきましょう。

ただ、ここで、この子のペースでいけばいいからこれでいいわ。と不登校のお子さんのペースに合わせすぎると、不登校解決は遠くなります。

どういうことかというと

今まで部屋から出てこなかったお子さんが、保健室登校ができるようになりました。
親御さんは、学校に行けているということで、最初は安心し、大満足していたのです。
なので、教室に行くことは、お子さんに任せることにしたのです。

教室に行くのをお子さんに合わせると言っていても、親御さんにはそれでもこのくらいで教室に行くだろうという気持ちがありました。

ところが、いくら待ってもお子さんは教室に行こうとしないのです。

お子さんは、保健室登校していれば、学校に来ているのだから、教室に行かないくてもいいでしょ。という考え方をしていたのです。

親御さんも、保健室登校出来ている安心感から、教室に行こうということを、一切、伝えてきませんでした。

当たり前のように教室で授業を受けるようになるまでは、しっかり支えていく必要があります。
教室に行けたからもういい、といきなり支えをやめることもいけないことです。


不登校のお子さんのペースを大切にしながら、次のステップはここねと伝えていくことも大切なのです。

現時点の目標はどこなのかを明確にしながら、進めて行きましょう。

不登校のお子さんが思うように行動しない、改善していかない、と感じた時は、お子さんのことをなんとかしよう、とする前に、親御さん自身のことを見つめてください。

・自分を責めていませんか?

・自分を嫌いだと思っていませんか?

・誰かのせいにしていませんか?

親御さんが持っている観念(主観的価値観、思考癖、思い込み)を緩めていきましょう。
親御さんが生きやすくなってきた、楽になってきた、感じることができていけば、不登校のお子さんも変わっていきますよ。

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