
生きていてくれればそれでいい
こんにちは、不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。
お子さんが不登校になる理由はお子さんによって様々です。
不登校のお子さんの性格も様々です。
大きさは違いますが、特徴はあります。
・自分に自信を持てない
・自分を否定している
・繊細
・真面目
・ストレス耐性が弱い
不登校のお子さんが、落ち込んでいる、苦しんでいる姿を見ている親御さんは、不登校のお子さんに優しく接していらっしゃることでしょう。
不登校のお子さんが暴力をふるうくらいに荒れていれば、腫れものに触るように接することもありますよね。
不登校のお子さんの学年にもよりますが、親御さんよりもお子さんの方が力がある場合もあります。
幼いお子さんでも、感情をコントロールできずに暴れている時は、想像以上の力が出ています。
親御さんが身の危険を感じた時は、お子さんが冷静になるまで離れていなければならないこともあります。
お子さんが落ち込んでいれば、元気になってくれればそれでいい。と思います。
お子さんが暴れていれば、落ち着いてくれていればそれでいい。と思います。
お子さんが生きてくれていればそれでいい。という気持ちになりますよね。
不登校を解決していくうえで、親御さんの思いの変化はお子さんに大きく影響します。
・学校に行かせなくちゃ
・このままではだめだ
・なんとかしなくては
・この子の将来がダメになる
と、親御さんの気持ちが沈んで、落ち込んで、焦っていれば、お子さんにはプレッシャーになります。
ですので、良い意味で、生きてくれていればそれでいい。と思えることは大切になります。
悪い意味とはどういうことなのでしょうか。
それは、投げやりになっているような感覚です。
不登校のお子さんが持っている力を信頼することができない状態であれば、お子さんは動こうとは思わないでしょう。
例1:お子さんが昼夜逆転の生活している
悪い意味での生きてくていればそれでいい。の考え方は、昼夜逆転でも機嫌よく生きてくれていればそれでいい。ということになります。
え?なぜそれが行けないの?と思いましたか。
不登校のお子さんが昼夜逆転生活をしていて、学校に戻ることができるでしょうか?
昼夜逆転しているお子さんが、学校に間に合う時間に起きて、学校に行くことはできないですよね。
昼夜逆転しているお子さんを、学校に行けるようにしていくには、学校に行く時と同じ生活リズムに身体を慣らしていくことが必要になってきます。
不登校のお子さんのことを思うがあまり、支えている親御さんの当たり前の感覚がズレていくことがあるのです。
それが、不登校のお子さんが機嫌よくいてくれるのなら、昼夜逆転でもいいんじゃない。という考え方なのです。
例2:お子さんが1日中ゲームをしている
お子さんがご機嫌でいてくれるのなら、1日中ゲームをしていてもいいよ。というのも、親御さんの当たり前の感覚がズレていると言えます。
傷づいてお子さんが、ゲームに癒しを求めています。
ゲームだけが自分の居場所と感じていることもあります。
ですが、1日中ゲームをしているお子さんに、はい、今日から学校に1日行ってらっしゃい、と言って、行くことができるでしょうか?
できないですよね。
不登校のお子さんの心の傷を癒しながら、親御さんの当たり前の感覚がズレないようにしていきましょう。
昼夜逆転をしているのであれば、学校に通っている生活リズムの戻していく。
1日中ゲームをしているのなら、学校の授業中にゲームができるのか考えてみる。
ということを、不登校のお子さんに伝えると、お子さんはイライラし、愚痴を言ったり壁を叩いたりという荒れるような状態になります。
その理由は簡単です。
今まで、自分の好きに、自分の自由に1日中すごせていたことに規制がかかるようになったと感じるからです。
親御さんも自分の好きなように過ごせる時間がなくなると考えると、反抗したくなりますよね。
実際に生活しはじめたとしても、慣れるまでに時間がかかります。
変化というストレスがかかるので、親御さんから見ると、お子さんが荒れだしたと感じます。
お子さんが楽しく生活していたのに、なぜ、ストレスをかけることをしなくてはいけないのだろう。と、親御さんが疑問に思いますよね。
ここで、学校に行っている時の生活リズムを思い出して欲しいのです。
学校に行っている生活リズムに戻す過程で、お子さんが荒れるということは、それだけ、耐える力、ストレス耐性が弱くなっているということなのです。
人は、変化に慣れていきます。
それは、親御さんも色々な経験から、知っていることですよね。
ただ、慣れるまでの2~3週間が辛いのです。
慣れた時には、ストレス耐性が1段階強くなったということになるのです。
ご機嫌に生活していたお子さんが、また、荒れるようになることは、親御さんにとってはとても不安なことですよね。
ストレス耐性を上げ、学校に通えるようになるには、必要なことなのです。
どうか、当たり前の感覚を忘れないでくださいね。
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最短で不登校を解決する方法とは? 《医師・不登校専門心理士(元スクールカウンセラー)監修》