
子どもの自己肯定感は、親の自己肯定感から育つ
こんにちは、
不登校カウンセリングセンターの真鍋良得です。
「うちの子、自信がなくて…」
「どうすれば子どもが前向きになってくれるのか分からない」
そんな悩みを抱えるお母さん、お父さんは少なくありません。
でも実は、子どもの自己肯定感を育てるいちばんの近道は、親自身が「自分を認めること」なのです。
親の「ダメだなぁ」が子どもにうつる
あるお母さんが、子どもとの会話でこんなことに気づきました。
子どもの話を聞いているつもりでも、つい思いついたことをすぐ口にしてしまう。
気づけば会話が噛み合わず、「ちぐはぐ」になっている。
実はこの背景には、そのお母さんの中にあった“自分への劣等感”がありました。
「自分は話が下手」「人にうまく伝えられない」「つまらない人間だと思われたくない」
そんな思い込みが、無意識に会話の中に出てしまっていたのです。
そして驚くことに、子どもも同じように“ちぐはぐな会話”をするようになっていました。
親の自己否定のクセは、言葉よりも早く、子どもに伝わってしまうんですね。
「自分はダメ」と思っていると、子どもも迷う
子どもは、親を通して「自分の価値」を感じます。
だから、親が「私なんて」「どうせできない」と思っていると、
子どもも「自信を持つってどういうこと?」と分からなくなってしまいます。
逆に、親が自分を受け入れ、「うまくいかない日もあるけど、私なりに頑張ってる」と
自分を肯定できると、その姿が子どもの心に安心感を与えます。
子どもは、言葉よりも“親の心のあり方”を見ているのです。
自己肯定感は「親が自分に共感すること」から
子どもの心を満たす前に、まずは親自身の心を満たすこと。
たとえば——
- できなかった自分を責めずに、「それでもいいよ」と声をかける
- 「よく頑張ったね」と自分に言ってあげる
- 落ち込んだときこそ、「こんな自分も悪くない」と受け入れる
この“セルフ共感”が、自己肯定感の土台になります。
そしてそのあたたかさが、子どもにも自然と伝わっていきます。
まとめ:親が自分を肯定できた分だけ、子どもも自分を好きになる
不登校の子どもが安心して前を向けるようになるには、
「あなたはそのままでいいんだよ」という空気が家庭に流れていることが大切です。
そのためには、まず親が自分自身にそう言ってあげること。
完璧じゃなくていい。焦らなくてもいい。
親が自分を受け入れた分だけ、
子どもも「自分を信じていいんだ」と感じられるようになります。
もし「どうしても自分を肯定するのが難しい」と感じたら、
誰かに話を聞いてもらうのも一歩です。
ひとりで抱えずに、少しずつ“自分を大切にする練習”から始めてみてはいかがでしょうか。
不登校の解決法について、もっと詳しく知りたい方は、ぜひ、不登校カウンセリングセンターの無料メルマガをお読みください。