心理カウンセラーのブログ

不登校児の不安の原因って?

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こんにちは、不登校カウンセリングセンターの神谷今日子です。

不登校の子どもが、不安感を訴えることはありませんか?

親御さんであるあなたからすれば、なんでそんなことが不安なの?と思うこともあるかもしれませんね。
今日は、そんな不安について、お話できればと思います。

不安の原因①脳内ホルモン

脳内ホルモンが、不安を引き起こすことがあります。

ドーパミン、ノルアドレナリンといった言葉を聞いたことはありますでしょうか?

これらは脳内ホルモンなのですが、適度に分泌される分には、ほどよい緊張感や集中力が発揮されます。
ただ、出過ぎたり出なさすぎたりすると、心に影響を与えます。
脳内ホルモンの乱れが不安感を引き起こすこともあるのですね。

ですから、不安感がある不登校児に、規則正しい生活やウォーキングをおすすめするのは、こういった脳内ホルモンの乱れを改善する目的があるのです。

不安の原因②メンタルブロック(否定的な思い込み)

不登校児にメンタルブロック(否定的な思い込み)がある場合、不安感というのは起きやすくなります。
メンタルブロックとは、「こうあるべきだ」・「こうではいけない」などの、否定的な思い込みのことです。
カウンセリング時には「観念」と説明しているものです。

このメンタルブロック(観念)があると、あらゆる場面で不安になりやすくなるのですね。

例えば、「失敗してはいけない」という観念を強く持っている不登校児の場合、学校で何かの発表や行事がある度に、激しい不安感に襲われるかもしれません。
他にも、「誰からも嫌われてはいけない」という観念を強くもっている不登校児の場合、学校でクラスメイトや友だち、学校の先生などと接するときに、強い不安感を覚えるかもしれません。

このように、メンタルブロックは、何か行動を起こすときの足かせになるのですね。
不登校児の場合、このメンタルブロックが多かったり、極端に偏ったりしていることがあります。

カウンセリングでは、こういったところを改善していくような対応をお伝えしていくこともあります。


ということで、今日は、不登校児の不安の原因を2つお伝えしました。
ご参考になれば幸いです。


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