
「なんとか子どもを学校に行かせなきゃ」
「このままでは将来が心配…」
不登校の子どもを前にすると、多くの親御さんがそう思ってしまいます。
無理もありません。
学校に行くのが“当たり前”とされる社会の中で、親として不安や焦りを抱くのは自然なことだからです。
でも、実は「子どもを変えようとすること」が逆効果になってしまうことが少なくありません。
なぜ子どもを変えようとすると逆効果になるのか
子どもが不登校になったとき、
- 無理やり学校に行かせようとする
- ゲームやスマホを取り上げる
- 「昼夜逆転を直しなさい」と叱る
こうした働きかけは、一見「正しい対応」のように思えます。
けれど、子どもの気持ちが追いつかないまま親が力で変えようとすると、心はさらに固く閉ざされてしまうのです。
「わかってもらえない」
「自分はダメな子なんだ」
そう感じることで、自己肯定感が下がり、不登校が長引いたり、親子関係がギクシャクする原因になってしまいます。
親ができることは「子どもを変えること」ではない
大切なのは、子どもを無理に動かすことではなく、親自身が安心して過ごせる環境をつくることです。
「子どもを学校に行かせなきゃ」という思いの裏には、
- 良い親でいたい
- 周りの目が気になる
- 将来への不安をなんとかしたい
そんな親の気持ちが隠れていることもあります。
でも、その不安や焦りを手放し、まず親御さん自身が安心して過ごせるようになると、子どもも自然と安心を感じ取ります。
親が変わると、子どもも自然に変わっていく
親が肩の力を抜き、子どもに対して「あなたはそのままで大丈夫だよ」と本物の共感を伝えられるようになると、子どもは少しずつ自己肯定感を取り戻していきます。
すると不思議なことに、子どもが自ら動き出す瞬間が訪れるのです。
「学校に行ってみようかな」
「やりたいことを探してみようかな」
これは、親が変わったからこそ起きる自然な変化です。
まとめ
不登校を前にすると、「子どもを変えなければ」と思いがちですが、実は親御さんが変わることが何よりの近道です。
無理に子どもを変えようとせず、
- 親が安心して過ごす
- 子どもを信じて見守る
- 共感の言葉で寄り添う
この積み重ねが、子どもにとって最大の力になります。
焦らず、安心を大切に。
それが、不登校解決の第一歩です。
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