心理カウンセラーのブログ

こだわりを認めよう

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こんにちは。不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。

数週間前、車を運転しているときにランニングをしているおじいさんを見かけました。

長年愛用しているんだろうと思わせる、ちょと伸びて黄ばんで見えるタンクトップに半ズボン。そして裸足。

え?裸足?と思い、もう一度足元を見ようとしましたが、私は車でおじいさんと反対方向に移動していたので、確認することができませんでした。

先日車を運転しているときに、また、ランニングをしているおじいさんを見かけました。
前回と同じ格好です。そして、足元を見ましたやはり裸足に見えました。

草履かもしれないと、再度確認しようと思いましたが、やはり反対方向に移動をしていたので、確認することができませんでした。

なので、今回はおじいさんは裸足で走っていたといことで、話を進めたいと思います。

おじいさんが裸足で走っているのを見て

・おじいさんすごいわ
・おじいさん、足の裏痛くないのかな
・おじいさん、アスファルトの上だよ、海岸の砂浜じゃないよ。
・ご家族は心配だろうな、気が気ではないだろうな
・身体を大切にしてください

というようなことを私は思いました。

この気持ちをおじいさんに伝えたら、おじいさんはどのように思うのでしょうか。

・何がすごいのか分からないな、裸足で走りたいから走っているだけだよ
・足の裏少しは痛いけど平気だよ
・家族には話してあるよ。

私が驚いたのは、おじいさんが裸足て走っていたからです。

裸足で走ったり歩いたりすることは、私の思考の中にはありません。
なので、裸足で走っていることに驚いたのです。

人は、普段から行っていること、考えていることは当たり前になります。
その反対に、普段から行っていないことや考えていないことを見ると
驚いたりするのです。

裸足で走っていたおじいさんも、実は裸足で走ることを家族に止められていたかもしれません。

それでも、今、おじいさんが裸足で走っているのは、自分の意思を貫いたからです。

あなたのこうしたい、これが当たり前、と思っているこだわりが、時として社会通念上はおかしなことかもしれません。

それでも、自分のこだわりを大切にしたいという思いがあるのなら、あなたのこだわりを貫いてください。
こんなこだわりを持つ自分はおかしいのではないか、というように考えて、自分を責める必要はないのです。

それは、あなたの個性になっていきます。

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