心理士のブログ

責めたくなるけど責めないで

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あの子があんなことをするから。先生が対応してくれないから。

こんにちは、不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。

2学期の始まりが目の前にきているのに、暑い日が続きます。

体調不良にならないように、体調管理もおこなっていきましょうね。

体調管理と言えば、栄養のバランス、睡眠時間、適度な運動(不登校カウンセリングセンターでは40分~60分のウォーキングを推奨しています)はもちろんですが、心の安定も大切です。

不登校のお子さんは、頭痛、腹痛、吐き気、まめい、気だるさなど、体調不良を訴えますよね。

親御さんは病気だと思い、小児科、耳鼻科、内科、心療内科、思春期外来、メンタルクリニックなど、色々な病院を受診してみるということをされているのではないでしょうか。

検査をしてもこれといった原因が見つからないことがほとんどです。

症状名として
・起立性調節障害
・自律神経失調症
・適応障害
・神経症
と、言われることが多くあります。

不登校のお子さんが訴えている、頭痛、腹痛、吐き気、めまいなどは心因性の身体症状ということなのです。

つまり、心が不安定であるというころです。

心の不安定さは、不登校のお子さんだけではなく、親御さんの心も不安定になっていませんか?

・気が付けば、不登校のお子さんのことばかりを考えている

・どうしてうちの子が不登校になってしまったのだろう

・自分の育て方が悪かったのではないか

・あの時の先生の態度がいけなかったのではないか

・友達のせいではないのか

色々考えて、考えたことでさらに気分を悪くし、イライラしたり、怒りを感じていませんか?

今、出来事を思い出し、思い出したことで、怒りや悔しさを感じているのなら、それは、親御さんが自分で自分を苦しめていることになります。

つまり、自分で自分の気持ちを害して、自分で自分の心を不安定にしている、ということになるのです。

親御さんの心の中だけで終わればいいのですが、イライラや怒りは、隠したくても隠し切れません。

特に、不登校のお子さんは、親御さんの感情に敏感になっています。

親御さんの様子を見て、自分が不登校だからダメなんだ、と自分を責めていくことにつながります。

自分を責めてばかりいるとどうなると思いますか?

・自分を否定するようになります

・自分で自分を否定することは、自分で自分の自信を無くしていくことになります

・自分で自信を無くしていけば、何をしても不安になります

・不安でいるということは、心は不安定になっているということです

・心が不安定であれば、気持ちはどんどん沈んでいきます

・気持ちが沈み続けていけば、身体症状にもあらわれてきます

・身体症状に出てくると、何もやる気がなくなっていきます

というように、悪い方、悪い方に進んでいくのです。

このように話を聞くと、不登校のお子さん自身が何を責めているのか、自分で何を否定しているのか知りたい!と親御さんは思いますよね。

不登校のお子さんの不安を取り除いてあげれば、お子さんは学校に行くための一歩を踏み出すことができるようになります。

ですが、根ほり葉ほり聞いても、お子さんは答えてくれません。
親御さんが心が不安定な時に、どんな人になら心の内を安心して話すことができますか?
心から信頼できる人ですよね。

ここで、お子さんの心のケアーももちろん大事ですが、親御さん自身の心のケアーもしていきましょう。

親御さんがご自身を責めているのなら、どうしてご自身を責めているのか見つめていきましょう。

ノートに書き出して、客観的にみれるようにしてください。

親御さん自身が落ち込んでいるときに、話を聞いてほしい、優しくして欲しい、支えて欲しい、受け止めて欲しいと思う人はどんな人ですか?

・自分を責めて落ち込んでいる人ですか?
・イライラしている人ですか?

違いますよね。

・この人なら支えてくれる

・この人になら甘えられる

・この人は自分のことを責めてこない

・この人はどんな自分でも受け入れくれる

と、思える人ですよね。

不登校のお子さんにとっては、この人が親御さんになるのです。

不登校のお子さんは、親御さんに甘えたい、支えて欲しい、今の自分のままを受け入れて欲しいと思っています。

そのためには、親御さんが自分のことを責めて、自分の心を不安定にしている場合ではないのです。

親御さんが、先生や友達や、不登校のきっかけになる出来事や関わっていた人を責めていては、心の不安定が大きくなるばかかりです。

まずは、親御さん自身が、自分を責めること、他者を責めることを止めていきましょう。

今は、悪い事、ネガティブなことに意識が向いていますよね。

それを、良い事、ポジティブなことに意識を向けていきましょう。

子どもが不登校なのに、良い事、ポジティブなことに意識を向けられるわけがない。と思いますよね。
向けられないと決め付けていれば、ずっと良い事、ポジティブなことを見逃していくことになります。

自分を責め続けることになります。

良いことなんてあるわけがない。と思うのは、親御さんの思考癖、思い込み、観念です。

この観念を緩めていくことで、親御さんの心が安定していきます。
親御さんの心が安定していくことで、お子さんも安心して話をしてくれるようになります。

観念については、この不登校カウンセリングセンターの心理士のブログで、何度も出てきています。
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最短で不登校を解決する方法とは? 《医師・不登校専門心理士(元スクールカウンセラー)監修》


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