こんにちは!
不登校カウンセリングセンターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。
兄弟がいる子育て中のあなたは
・上の子が怒られているときに、下のことがとてもいい子になっているな
・兄弟で性格が全然ちがうな
などとと感じることはありませんか?
きょうだいというのは、親の愛情・注目を受けるためにお互いに競合関係にあり、影響し合っているのです。
アドラー心理学では、ライフスタイルの形成には家族布置と呼ばれる家族構成が大きく関係すると言われています。親子関係よりも兄弟姉妹(以下きょうだい)関係にアドラーは注目しています。
家族布置とは、家族の配置図のことで、きょうだいの中で何番目に生まれたのか、きょうだい間での契合関係の影響からおおよその性格傾向があらわれるというものです。
親の愛情・注目を受けるためにきょうだい同士が競合関係にあり、そのポジション取りを意識して行動するためです。
きょうだいで全然ちがう性格になったり、勉強やスポーツ等でちがう分野を選ぶことで、それぞれ親に認めてもらおうと考えるのです。
第1子、第2子、中間子、末っ子、一人っ子の場合で、それぞれあらわれる性格の傾向があるのですが、あくまでも傾向であって、最終的にどういった性格になるのはその子ども自身の選択になります。
家族布置分析の結果に納得できなかったとしたら、未来は変えていけるものです。
たとえ家族であっても、「過去と他人は変えられない」ので「自分と未来を変える」ということを考えていきましょう。