心理カウンセラーのブログ

子どもが学校に行かない時の家庭での過ごし方

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 こんにちは、
 不登校カウンセリングセンターの真鍋良得です。

 最近、子どもが学校に行かない選択をする家庭が増えています。
 不登校の理由はさまざまですが、親として気になるのは「家でどう過ごせばいいのか?」ということではないでしょうか。
 今回は、子どもが学校に行かない時の家庭での過ごし方について、親ができるサポートや過ごし方の工夫をご紹介します。

1. 無理に学校の話をしすぎない

 子どもが学校に行けない時、親はつい「今日はどう?」「そろそろ行けそう?」と聞きたくなります。
 しかし、これは子どもにプレッシャーを与え、逆効果になることもあります。
 まずは、子どもの気持ちを尊重し、無理に学校の話をしすぎないことが大切です。

2. 子どものペースを大切にする

 学校に行かない間も、生活のリズムを整えることが重要です。
 ただし、無理に「こうすべき」と押し付けるのではなく、子どものペースに合わせたスケジュールを一緒に作るのが良いでしょう。
 例えば、朝はゆっくり起きるけれど、昼ごはんの時間は決めておくなど、少しずつルールを決めることがポイントです。

3. 好きなことに没頭できる時間をつくる

 学校に行かないことで、子どもは「自分は何もできない」と自信をなくしてしまうことがあります。
 そんな時は、好きなことに没頭できる時間をつくるのがおすすめです。

例:

  • 絵を描く
  • ゲームをする
  • 音楽を聴く、楽器を弾く
  • 読書や動画視聴

 子どもが「楽しい」と感じる時間を大切にすることで、自己肯定感が高まり、次のステップに進む力につながります。

4. 親子のコミュニケーションを大切に

 学校に行かないことで、子どもは孤独を感じがちです。
 そのため、親子でのコミュニケーションを大切にし、安心できる居場所を提供しましょう。
 たとえば、以下のような会話が効果的です。

  • 「今日はどんなことをしたの?」
  • 「最近気になってることはある?」
  • 「どんな気持ちかな?」

 子どもの話を否定せず、受け入れる姿勢が重要です。

5. 外の世界とつながる機会を作る

 家にいる時間が長くなると、外の世界とのつながりが薄れてしまいます。
 地域のイベントやフリースクール、オンライン学習など、無理のない範囲で新しい環境に触れる機会を作ってあげましょう。

例:

  • 図書館やカフェで気分転換
  • 近所の公園を散歩
  • オンラインで好きなことを学ぶ(プログラミング、英会話など)

6. 親も自分を大切にする

 子どもが学校に行かないことで、親も不安やプレッシャーを感じることがあります。
 そんな時は、親自身がリラックスできる時間を作ることも大切です。
 好きな本を読んだり、友達と話したりすることで、心に余裕を持つことができます。

7. 専門機関を活用する

 子どもの状況が長引く場合は、専門のサポートを受けることも選択肢のひとつです。
 学校のカウンセラーや地域の相談機関、オンラインの支援団体など、頼れる場所を探してみましょう。

まとめ

 子どもが学校に行かない時、親としてできることは「焦らず、見守る、そして傾聴する」ことです。
 子どもにとって家庭が安心できる場所であること、親が今の状況を受け入れてくれることが、一番のサポートになります。
 無理をせず、子どもと一緒にゆっくりと未来を考えていきましょう。

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