「ありがとう」って嬉しいよね
こんにちは、不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。
不登校のお子さん、支えている親御さんの気持ちは、安定していますか?
浮き沈みが激しいですか?
不登校のお子さんは、不登校の6段階の安定期(不登校が安定している意味なので最悪な時期)に入っている場合、不登校のお子さんの気持ちも安定しているし、外出も以前よりも多くできるようになっているかもしません。
不登校のお子さんの浮き沈みが激しい時は、学校に行きたいけど行けないと、葛藤している可能性が高いです。不登校の6段階の本格期(葛藤期)にあたります。
朝、ベッドから起きることができないのも、なかなか起きてこないのも、行きたいけど行けない、登校する友達の声を聞きたくない、という感情があるからです。
では、不登校のお子さんを支えている親御さんの気持ちはどうでしょうか。
お子さんが学校に戻れば安心できる、気持ちが落ち着くと思いますよね。
確かにそうです。
よかった、学校に行けるようになった、という安堵感があります。
ただ、お子さんが学校から帰ってきたとき、朝、起きる時、学校に行く時の様子を見ていて、
様子がおかしい
また、学校に行けなくなるのではないか、という不安を感じることもあります。
不登校は、学校に行けるようになったからそれで克服できた、ではないのですね。
では、いつになったら心から安心できるのですか?
気持ちの起伏が落ち着くのですか?
と思いますよね。
いつですとははっきり言えないのです。
人によるのです。
なぜなら、1人1人が持っている観念(主観的価値観)、思い込みが違うからです。
そこで、気持ちを安らかにする言葉を親子で、家族で言うことをお勧めします。
不登校カウンセリングセンターの心理カウンセラーのブログで、何度も紹介されているのが、
不登校のお子さんに
「生まれてきてくれてありがとう」
と言いましょう。ですね。
今回は、「ありがとう」を何回も、何百回も言うことのお勧めです。
「ありがとう」と言われて、嫌な気持ちにはなりませんよね。
「ありがとう」と言われると、嬉しい気持ちになりますよね。穏やかな気持ちになりますよね。
不登校のお子さんに向けてだけではなく、ご家族みなさんにも、なんにでも「ありがとう」と言うのです。
家事をしている親御さんは、自分が「ありがとう」って言って欲しいです。と思うかもしれませんね。
まずは、親御さんからありがとうを発信していきましょう。
そのうちご家族があなたの「ありがとう」につられて、今までは言わなかったことにも「ありがとう」と言ってくれるようになるかもしれませんよ。
自分が「ありがとう」と言って欲しい、と思ったときは、自分で自分に「ありがとう」と言いましょう。
例えば、
洗濯を干せる肩で良かったね、ありがとう。
(四十肩、五十肩だと腕が上がらないので洗濯物を干すのもままなりません)
食事を作らせてくれてありがとう。
なんで、そんなありがとうはおかしいですよ、と思うかもしれませんね。
当たり前にできていることは、当たり前すぎて感謝の気持ちが出てきませんが、当たり前にできていることが本当は奇跡で、すごいことなのですよ。
そう、お子さんが当たり前に学校に行っていたことは、すごいことだったんだ、と今なら感じますよね。
1日のどこかで、親御さんがホッとできる時間を取ってください。
その時に、おもいっきりご自身を褒めてくださいね。
おもいっきり、ご自身のことをいたわってくださいね。
そして、翌日、親御さん自身を褒めただけ、不登校のお子さんのことを褒めてください。
「ありがとう」と伝えてください。
今日も、不登校カウンセリングセンターの心理カウンセラーのブログを読んでいただき、
ありがとうございました。
いつでも、不登校カウンセリングに心理カウンセラーがよりそうことを覚えておいてくださいね。