心理カウンセラーのブログ

不登校の子どもの観念

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こんにちは!
不登校カウンセリングセンターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。

子育て中のあなたは、
子どものが不登校の状態であったり、学校に行きしぶっている状態が続いているときに、
子どもがどのような気持ちでいるのか理解していると思っていますか?

親がどうして学校に行きたくないかきいてみると、


「悪口を言って来る友だちがいるから学校に行きたくない」
「先生がこわいから学校に行けない」
「宿題をやっていないから学校に行けない」
「仲の良い友だちがいないから学校に行きたくない」
「学校がめんどくさいから行きたくないんだ」
「なんとなく行きたくない」

というように、学校に行けない理由を子どもが話すこともあります。

なかなか話をしない子どももいます。

子どもが自分で理由がわからないということもあります。

それでも、子どもが学校に行かないとき、学校に行きたくないという感情を抱いているなら、
そこには観念があります。

観念とは、主観的なものごとのとらえ方・価値観のことです。

子どもは子どもなりのものごとのとらえ方をしています。

自分にとってイヤなことが起こったときに、
相手が自分に対していじわるでやってきたんだ、
自分に対して敵意を持っているからこんなことをしてきたんだととらえてしまう癖があることがあります。

このように相手のせいだと考え方のクセ、つまり被害者になりやすい観念を持っているのです。

(観念は『認知の歪み』『思考の癖』『敵意帰属バイアス』など様々な言い方で表されることもあります。)


被害者になっているときは、感情的で視野が狭くなっていることが多く、ものごとを客観的にとらえることが難しい状態です。

お子さんが人のせいにばかりするようなところが気になるという場合には、
ものごとを客観的にみるトレーニングがおすすめです。

客観的に大きな視点からものごとを見るということをメタ認知と言います。

このメタ認知を鍛える方法、つまり、ものごとを客観的にとらえるようになるトレーニング方法は様々ありますが、『日記を書く』という方法は効果的ですよ。紙に書き出すことで客観的にみることができやすくなるので簡単にできるのでおすすめです。

このメタ認知を鍛えるための日記は『客観日記』と『主観日記』を書いていきます。

『客観日記』は、客観的に誰が見ても同じく思える『出来事』だけを書いていきます。
『主観日記』は、自分の気持ちや自分が思ったこと、感じたことだけを書いていきます。

客観的な『出来事』と主観的な『自分の気持ち・思ったこと・感じたこと』を分けて考えられるようになることで、自分のことを客観的に見ることができるようになっていきます。自分の気持ちや感じていることが分かるようになれば、相手の気持ちに気づくことができるようになっていきます。

被害者意識が強いと、なかなか幸せになることは難しいなと思います。
子どものうちに客観的なものごとの見方ができるようになるといいですね。

あなたの幸せな子育てを応援しています。

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