こんにちは。不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。
2学期が始まった地域、これから始まる地域と、多少の差はあるのでしょうが、夏休みが終わり2学期が始まります。
親御さんとしては、2学期からは学校に行って欲しいと、強く強く願っているのではないでしょうか。
ですが、お子さんは不安を抱いています。
不登校だったお子さんが、急に学校に行けるようになった、という話をよく聞きます。
そういうお子さんは、急にいけるようになったわけではないのです。
学校に行くための準備ができていたので、行けるようになったのですね。
学校にいくための準備って何だろうと思いますよね。
・生活リズムが整っている
・毎日外出している
・サークル等で活動をしている など
学校生活を過ごすだけのストレス耐性があるということなんです。
ストレス耐性を上げていくにはどうしたらよいのでしょうか。
一つの方法としては、始めたことを続けることです。
例えば、朝早く起きると決めます。できるだけ具体的な方がいいので、6時に起きるなど、時間も決めます。
明日は6時に起きるぞ~!を毎日積み重ねていくのです。
すると、明日は6時に起きるぞ~!の宣言は、明日から毎日6時に起きるぞ~!になっているのです。
毎日続けることができると、それはお子さんの自信につながります。
早起きできれば、生活リズムも整っていきます。
そして、早起きが習慣になっていくのです。
ただ、また失敗してしまった。という挫折感は不登校のお子さんは味わってほしくありません。
やっぱりダメなんだ。どうせダメなんだ。と落ち込んでしまうからです。
ですので、続けることは出来るだけ簡単なことがから始めていきます。
そして、少しづつ難しくしていくのですね。
不登校のお子さんが、学校に行かないと決めたのは、自分を守るための方法でした。
不登校の経験がないお子さんよりも、不登校の経験のあるお子さんは、休みたいと思うと、えい、休んでしまえと考えがちですし、実行することへの抵抗感や罪悪感が少ないのです。
これが、不登校が再発しやすい原因の一つでもあります。
ですので、始めたことをすぐにやめることにも抵抗感が少ないのです。
休むのか休まないのか
不登校の経験のあるお子さんが迷ったときに、休まない、を選択できる力をつけましょう。
そして、始めたことは続ける力をつけていきましょう。