心理カウンセラーのブログ

不登校 2世代に渡る親子関係

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こんにちは。不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。

不登校のお子さんを支えている親御さんは、今の心はどういう状態ですか?
お子さんの状態ではなく、親御さんの状態を聞いています。

・お子さんが不登校のことに慣れてきて、ちょっと気持ちが安定している
・お子さんが不登校になったところで、ざわざわしている
・心配で、この先どうなるのか不安で仕方がない
・心は完全には落ち着いていないけれど、不登校のお子さんを見守る余裕が出てきた

お子さんが
・いつから不登校になっているか
・不登校の期間がどのくらいか
・ 親御さんの性格
・お子さんを育てている環境
によっても、親御さんの気持ちは 同じ不登校を支えている親であっても違ってきますよね。

ここで、不登校のお子さんを支えている親御さんに見つめて欲しいことがあります。

それは、親子関係です。

不登校のお子さんと不登校のお子さんを支えている親御さん。
この関係はもちろんですが、
不登校のお子さん支えている親御さんと支えてる親御さんのご両親との関係です。

不登校のお子さんから見ると、
お母さんとおじいちゃん、おばあちゃん。
お父さんとおじいちゃん、おばあちゃん。
との関係を ここで見つめてほしいなと思います。

不登校のお子さんの親御さんは、おじいちゃん、おばあちゃんに お子さんが不登校なんだよということ相談できていますか?
どのように関わっていったらいいのかわからないなど、不安に思っていること、話を聞いと言えていますか?
そして、話を聞いてもらえていますか?

もし、話をしていないのなら、話を聞いてもらえないなら、それはなぜですか?

心配かけたくないというのが真っ先に出てくる言葉かもしれません。

その後ろに
・ 恥ずかしいから
・あなたの育て方が悪いからよと怒られるからかもしれない
と、 ネガティブなことも浮かんでいませんか?

もし、ネガティブなことが浮かんでいるとしたら、親御さん自身が、ご自身の両親との関係が なんだかギクシャクしているのからかもしれません。

親御さんが子供の頃、 自分の親に思っていたことはどんなことですか?

・話を聞いてほしい

・ずっと応援してほしい

・ありのままの自分を認めてほしい

・愛してほしい

・どんなことがあっても支えてほしい

という気持ちありましたよね。

親御さんが子どもの頃に両親に求めていた気持ちは、今不登校になっているお子さんも同じです。同じように思っています。

不登校を支えている親御さんは、ありのままのお子さんを認めていますか?

不登校のお子さんのことでざわざわしている気持ちは、どうしてざわざわしていると思いますか?

ざわざわしている気持ちは、お子さんが学校に行けないからだと思います。
学校に行けれないのはなんで、とお子さんのことを心配しているからですよね。

その心配の さらに奥にはどんな気持ちがありますか?

・お子さんが不登校で恥ずかしい
・お子さんが不登校と、おじいちゃん、おばあちゃんには言えない

お子さんが不登校だなんて。
と親御さんの 立場を中心に考えている気持ちもありませんか?

まったくないです。というのは難しいかもしれないです。

私も不登校の子の親でした。

どうしたらいいのか、子供のことを考えながら、仕事のことも気になって、なんでいけないの。
なんで行かないの。と思っていたことももちろんあります。
生活していくためには仕事に行かなければいけないからです。

その気持ちが不登校のお子さんに伝わった時、お子さんはどう思うでしょうか。

親御さんがお子さんの時に、自分のご両親が親御さんの心配よりも世間体を気にしているとわかった時、どんな気持ちになりますか?

不登校のお子さんにどうやって接していったらいいのか。
どうやって気持ちをわかってあげたらいいのか。

すごく悩みますよね。

そんな時は、親御さんが子供の時はどうだったのかな。と考えてみてください。

もちろん、不登校のお子さんは、お子さんの性格があり、親御さんには親御さんの性格があり、 お互いそれぞれの観念(主観的価値観)を持っています。

それで親御さんが良しと思っても、お子さんは嫌だと感じる場合もあります。
なので、親御さんが子供の頃はこうしてほしかったということが、すべてお子さんに 通じるとは限りません。

ですが、親から無条件で愛してほしい。認めて欲しい。という気持ちは同じです。

親の立場から考えるだけではなく、お子さんの目線からもお子さんの気持ちを考えるということをやってみてください。

そして、不登校のお子さんの親とさんとご両親の間にわだかまりのようなものがあるなと思っているのなら、 そのわだかまりを緩めていくこともやってみませんか?

例えば
・ずっと連絡を取っていないなら、一度連絡を取ってみる。
・お子さんに生まれてきてくれてありがとうと言うように、親御さんのご両親に 産んでくれてありがとうと言ってみませんか。

不登校のお子さんに親御さんは

・120パーセント自分の味方

・自分を見捨てない

・自分を守ってくれる

という安心感を与えることができれば、不登校のお子さんは動けるようになり、自分の将来のことを考えられるようになります。

不登校のお子さんが安心感を持たせたい時に、親御さんが暗い顔をしている、 疲れた顔をしていては安心感が持てるでしょうか?

やはり親御さんが幸せでいることが大切です。

親御さんが安心感を持てるためには、 親御さんのご両親とのわだかまり、緩めていけるといいですね。

親と子どもの絆、つながりはとっても大切です。

2世代の親子関係、 よくしていきましょう。

自分だけで苦しまないでください。

いつでも不登校カウンセリングセンターの心理カウンセラーが支えになる、寄り添うということを覚えておいてくださいね。

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