こんにちは、
不登校カウンセリングセンターの真鍋良得(まなべりょうえ)です。
おなかが痛いからと学校を休んだ子どもを病院に連れて行っても特に異常は見られないと言われると、多くの親が「どこも悪くないのに休むなんて困った子だ」と思います。
そして子どもには「学校がやってる時間はちゃんと家で勉強しなさい」「学校がやってる時間はゲームしたらダメだよ」と指示し、子どもが甘えたり怠けたりしないように緊張感を持たせようとします。
実はこれをやると逆効果で、次の日も学校に行くことができず、そしてまた次の日も行くことができず、そのうち学校がある時間帯も家でゲームをする生活になりかねません。
子どもが学校に行かないと言い出した時、多くの親は対応に困ります。
特に小学校低学年だと1人で家に置いておくこともできず、親は仕事を休まざるを得ません。
しかも子どもが学校に行きたくないと言い出すのは、親がどうしても休めない仕事がある時だったりします。
親は泣きたくなるかもしれませんが、子どもの方がもっと泣きたい状況なのです。
学校に行かなきゃいけないのに行けない、自分が家にいると親が仕事に行けなくて親を困らせることになる、なんとかしたけど、どうしても家から出ることができない、という、ものすごくつらい気持ちになっているのです。
「学校に行くことができない」という子どものつらい気持ちを理解してあげて、緊張感を与えるのではなく、できるだけ家でリラックスして心が解放されるような時間を過ごせるように配慮してあげることが、不登校の解決を早めます。