心理カウンセラーのブログ

不登校 自分で決めるチャンスをあげよう

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こんにちは不登校、カウンセリングセンターの水野幸子です。
4月です、新しい学年で新学期が始まりましたね。

不登校のお子さんは、どんな様子でしょうか。
そして、不登校のお子さんを支援している親御さんは、 今どんな気持ちでしょうか。

新学期、始業式も行けなかった
新しい学年、どんなクラスになるのかな
仲のいい子も同じクラスだったらよかったな
仲良しの子と同じクラスでよかったな
1学期の間に行けるといいな

色々な気持ちが入り混じっていますよね。
一番強い気持ちは、笑って学校に行けるように、ということではないでしょうか。

不登校の親御さんは、なぜ、学校に言って欲しいと思っているのでしょう。
それは、お子さんが自立して生活していくため。幸せな人生を送れるよになっていてほしいからですよね。

そのためには、どんなことができるようになっていればいいのでしょう。

それは、不登校のお子さんが自分で考えて、自分で決めることができることです。

お子さんはとてもかわいいですよね。 お子さんが傷つかないように、ついつい口を出してしまうのが親心です。

その親心が、お子さんから自分で考え、自分で決める経験を奪っているかもしれません。
不登校のお子さんの親御さんは、ついつい、痒い所に手が届くことをしていませんか。
転ばぬ先の杖になっていませんか。

自分で考えて、自分で対応することができないと、自分で動くことができないことになってしまいます。それでは困りますね。

学校行っていたとしても、自分で決めるということができなければ、自立はちょっと遠くなります。 時間がかかります。社会人になり、経験してない事が起こった時に、どう対応したらいいかがわかりません。

それは、今まで自分で考えて、 こうしようと決めるということをしてきていないからです。

不登校のお子さんが学校に行けるようになるには、スモールステップが大切ですよ、というお話は、この不登校カウンセリングセンターのブログでも、何度もしてきています。

そのスモールステップは、 親御さんの元を離れ、お子さんが自分1人で生きていけるように 自立していけるようにしていくのも同じことです。

0歳で生まれ、新生児から乳児、幼児、小学生、中学生、高校生、 大学、高校生というようにステップを生んで、お子さんは成長していきます。

この成長過程でどれだけお子さんが失敗できるか。
自分で考えて失敗経験をして、失敗から考えて決断をしていく。その結果、どれだけ成功体験ができるかが、自立後の力になっていきます。

色々な体験をお子さんが大失敗してしまったとしても、親御さんがフォローできる態勢でいれば大丈夫です。社会人になってからの失敗を、親御さんがフォローするのは難しいです。
お子さんが子どものうちなら、親御さんがいくらでもフォローできます。

失敗の原因はなんだったんだろうと考えて、その結果成功するという成功体験をすることで、お子さん自信がつきます。とても嬉しくなります。

不登校のお子さんが自分で考え、自分で決める。この体験をたくさんすることが大切です。

不登校のお子さんの親御さんは、お子さんからそのチャンスを奪っていませんか?

お子さんのためによかれと思い行動していることが、お子さんの成功体験を邪魔しているかもしれません。

お子さんにに自分で考える時間と、自分で決めるチャンスをあげてください。

誰かに決めてもらうということばかりしているお子さんは、 自分に自信がなくなっていきます。
私は、自分では決められない、私は決めることができない、私はなんでダメだ。となってしまうんですね。

そして、失敗した時、 あの人がああ言ったからと他人のせにしてしまいます。
それでは、自分で考えて、ここをこうやって直していけばいいんじゃないかと、次に進むということができなくなってしまいます。

万が一失敗してしまったとしても、あ、自分の責任だなと思えれば、自分で自分の人生を 修復していけるようになっていきます。

それは、自分が幸せになりたい、自分がこうなりたいっと思ってる目標に向かってどんどん進んでいくことにつながるのです。

ですが、他人に決めてもらうことが多い子は、失敗した時に、決めた他人のせいにしてしまいます。
ということは、自分は一切悪くないと思っていることになります。自分で修正する力が身に付きません。それは、自分がこうなりたいという幸せに向かって動けないということになるんですね。

お子さんの幸せのために、社会で自立をしていくために、お子さんが自分で考えて、 自分で決める体験をたくさんあげましょう。それは本当に些細なことでいいのです。

外食した時のメニューを決める
家族旅行の計画を立ててみる
食事のメニューを考えて作ってみる

など、なんでもいいのです。

自分で考えて行動する習慣がお子さの身についてくると、親御さんはお子さんのことを頼もしく思えてきますよ。今よりも心配することが減るのではないでしょうか。

不登校のお子さんには、不登校になっていることが、よい経験です。

・どうして学校に行きたくないのかな
・このままでいいのかな
・これからどうしたらいいのかな
・自分はどうしたいのかな

親御さんからは分からないかもしれませんが、不登校のお子さんは自分のことを考えていますよ。

不登校のお子さんが、将来こうしたいなど話をしてくれた時は、否定をしないで受け止めてあげてくださいね。

不登校のお子さんを、支えていってあげてください。
不登校のお子さんを支えている親御さんには、不登校カウンセリングセンターの心理カウンセラーがいつでも寄り添います。それを、覚えていてくださいね。

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