心理カウンセラーのブログ

不登校予備軍のSOSとは

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不登校カウンセリングセンターの西浦まゆみです。

ご入学、ご進学おめでとうございます。

今週に入学式があった学校は多いのではないでしょうか?

私の住んでいる地域も今週に小中学校の入学式がありました。

入学や進学後の今週から、わが子は不安と期待を持って学校に通っていますね。

親のあなたもわが子の初めての学校生活に
不安や心配を抱えているのではないでしょうか?

学校生活で一番環境の変化がある今の時期は
不登校予備軍を作りやすい時期ともいえます。

発達障害やHSP(繊細な気質がある)傾向のわが子
または、不登校歴があるわが子はこの時期は要注意です。

なぜなら、環境変化に慣れるのに時間がかかったり、
周りに合わせようと自分に無理をしてしまうからですね。

そのため、過度の不安や緊張をしてしまい、
心と体のアンバランスを起こしやすくなっていきます。



そんなわが子は自分の限界まで頑張ろうとするため
気づいた時には、体調が悪い、朝起きられない、
学校に行きたくない、学校に行けないとなっていきます。

そうならないためにも、この時期にわが子のSOSがわかるように
親のあなたの観察力が大切です。

特に低学年のわが子は自分の気持ちを言語化できずに
身体症状となって現れることが多いので注意をしましょう。

わが子のSOSを観察するポイントは2つです。
1、身体的SOS
2、言動的SOS です。

1、身体的SOSとは、
休日は食欲があるのに、学校の日には食欲が落ちている
十分な睡眠時間をとっているのに、朝なかなか起きられない
爪を噛むことや髪の毛を引っ張ることが増えたなどです。

2、言動的SOSとは、
「どうせ、僕(私)なんて・・・」などのネガティブな言葉が多くなる
癇癪が増える、ゲーム、YouTubeの時間が増えるなどです。

この2つのSOSが見られる時には、わが子のフォローが必要です。


親のあなたが、わが子に寄り添って話をさせることですね。

この時に意識することは、親のあなたのアドバイスや意見を言わないことです。

あくまでも、わが子がどう感じ、どう思っているのかを吐き出させることです。

そのためには、
わが子が話しやすいように相槌やオウム返しを用いて話を聞くことですね。

また、わが子によっては
うまく自分の気持ちを言葉に出して言えない子もいます。

そんな時には、
わが子が思っているであろう言葉を親のあなたが話すこと
わが子は自分の感じている気持ちを伝えられるようになってきます。

例えば、わが子が学校に行くとモヤモヤすると話した時には
どんな時にモヤモヤするのかを確認して、
授業中でいつ自分の名前が呼ばれるのかわからない場面でのモヤモヤは
緊張している時で、できれば、自分を当ててもらいたくない場合が多いので
その時には「自分が当てられないように思っていたの?」
「先生に当てられるのが怖かったの?」というように
わが子が思っているであろうことを親のあなたが言語化していくことですね。

わが子のSOSに気付きフォローしてくださいね。

不登校や不登校予備軍でのわが子のことに
不安が強くどうしていいのかわからない方は
私たちカウンセラーに相談してくださいね。

大切なことは一人で抱え込まないことです。

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