こんにちは、不登校カウンセリングセンターの神谷今日子です。
あなたは、子どもが不登校になったときに、親御さんであるあなた自身や子どもを責めたことはありますか?
子どもが不登校になると、自分の育て方が悪かったのか?など、自分を責める親御さんもいらっしゃいます。
うちの子に根性がないから不登校になったんだ!など、子どもを責めたくなる親御さんもいらっしゃいます。
他にも、クラスメイトや学校の先生の接し方で不登校になったんだ!など、学校で関わっている人を責めたくなる親御さんもいます。
パートナーの子どもとの接し方に問題があったんだ!とパートナーを責めたくなる親御さんもいますし、お姑さんなど、同居家族を責めたくなる親御さんもいらっしゃいます。
確かに、子どもが不登校になったときは、「どうしてうちの子が!?」と思うことが多いですし、何かしら原因があるはずだと、自分自身や子ども、学校、他の家族に原因を求めたくなりますよね。
親が悪い…子が悪い…クラスメイトが悪い…パートナーが悪い…原因を考えて、深く悩んでしまう親御さんも少なくありません。
ただ、今回、カウンセラーとして、一つお伝えしたいことがあります。
それは、「誰も悪くない」ということです。
いやいやいや!私自身やあの人のせいでうちの子は不登校になってるはず!!と思った親御さんも多いかも知れません。
ただ、誰も悪くないのです。
詳しく解説していきますね。
まず、不登校の原因はこれだ!と一つの原因に絞れるものでもありません。
例えば、親御さんが共働きでなかなか面倒を見れなかったとしても、不登校になる子もいれば、ならない子もいます。
同居家族が厳しく子育てをしたとしても、不登校になる子もいれば、ならない子もいます。
クラスでいじめが起きたとしても、不登校になる場合もあれば、ならない場合もあります。
子どもが繊細な性格でも、不登校になる場合もあれば、ならない場合もあります。
子どもが発達障害でも、不登校になる場合もあれば、ならない場合もあります。
原因は一つでは無く、色々な原因が重なって、不登校になるのですね。
そして、その 色々な原因一つ一つが、決して悪いわけではないですよね。
親御さんも親御さんなりに、日々大変な中、愛情をかけて、子育てをしてきたと思います。
お子さんもお子さんなりに頑張って毎日学校に行っていたと思います。
お子さんの性格や発達障害は、決して悪いものではないですよね。
同居家族や学校の先生も、その人なりに考えて、接してきたと思います。
クラスメイトがいじめを起こしてしまったケースなどもあると思いますが、その子なりに心の問題を抱えているからこそ起こしてしまったことでもあるのです。
そう、誰かが悪いわけではないのです。
もっと言うと、その、誰かが悪い!これが悪い!というジャッジが、不登校解決を遠ざけることもあります。
「子どもが不登校になったのは、私のせいね…」と日々落ち込んでいる親御さんを見て、不登校の子どもはどう思うでしょうか?
罪悪感を抱く子もいますよね。
その気持ちで、ますます不登校である自分のことを嫌いになり、自己肯定感が下がるケースもあります。
「あの人のせいで不登校になった!」と特定の誰かが悪いとした場合、あなたが、その人を変えることはできませんよね。
心理学では、過去と他者を変えることはできないと言われています。
この場合、あなたもお子さんも、できることはなくなってしまいます。
となると、あの人が原因と考えている間は、なかなか不登校を解決することはできなくなってしまいます。
これでは、なかなか幸せな日常は、訪れないですよね。
つまり、まずは、誰かが悪い!と責めるのをやめ、自分も子どもも他者も許すこと。
そして、現状を受容し、変えられるところを変えていくことが、不登校解決の上でも、あなたやお子さんが幸せに日常を送る上でも、とても重要になるのです。
不登校カウンセリングセンターでは、まずは、不登校の原因を複数の心理検査で多角的にチェックしていきます。
親子関係の検査・性格(自我)の検査・不登校の6段階の検査・発達障害の検査…
これらの検査から、現状を一つ一つ探っていき、親子へのカウンセリング・コーチングを通して、不登校解決に導いていきます。
あの人が悪かったのか…あれが悪かったのか…
子どもが不登校になると、色々悩んだり後悔したりすることも多いですよね。
当センターの心理検査やカウンセリングが、少しでも多くの親子の助けになれば幸いです。
では、今日は心理カウンセラーの神谷今日子がお送りしました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。