こんにちは!
不登校カウンセリングセンターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。
子育て中、わが子が不登校や登校しぶりをしているときに、
つい、キツい言い方をしてしまって、自分でも止められないということはありませんか?
・子どもに優しく話そうとしているのに、怒った言い方についなってしまう
・子どもと話し合いをしたいけど、子どもが抵抗を示すと、やはり怒ってしまう。
・子どもの態度が自分勝手でわがままに感じてしまって、イライラしてしまって感情的に言い返してしまう。
ということはありませんか?
子どもに悪態をつかれると、ついイラっとしてしまうことってありますよね。
そんな時はつい、
「子どもがわるいんだ!」
とか、
「子どものせいでイライラしちゃう!」
と思ってしまうこともあると思います。
または、
「親である私に原因があるんだ」
とか、
「親である私が悪いんだ」
などと自分のことを責めてしまうことはないですか?
どちらかにあてはまる方は、じつは元をたどれは一緒のことが原因になっているのです。
子どもがイライラの原因ではないのです。
あなたが親としてダメということでもありません。
どちらも、実は親のあなたの中に原因があるのです。
えっ、そんなはずはない、と思いますか?
あなたが「子どもがわるい!子どもに原因があるんだ!」に感じてしまう、もしくは、「自分がダメなんだ。じぶんがわるいんだ。」と自分を責めてしまうのは、
あなたの中に、
子どもに認められないといけない!
子どもには愛されなくてはいけない!
子どもは親のことを好きなはずだ!
という思いがあるからなのです。
やはり親は子どものことを愛していますから、大好きな子どもに自分のことも大好きと思っていてほしいですよね。
でも、そのような「子どもに認められたい」という気持ちをあまりにも強く持ってしまっていて、
でも子どもに悪態をつかれるなどして、子どもに嫌われているようにに感じてしまうと、
子どもに認められていないので、自分の中の思いが叶わないことにショックを受けてイライラしてしまうのです。
それで、「子どもが悪いんだ!」と子どもを責めてしまうか、「自分がだめな親だから子どもが暴言を吐いてくるんだ」と親自身・自分自身を責めてしまうというわけです。
子どもがわるいのでしょうか?親がわるいのでしょうか?
実は子どもがわるいのでも、あなたがわるいのでもありません。
ここで大切なのは、子どももパーソナリティを持ったひとりの人間だ、ということです。
なんでも親の思い通りになるということがあるわけないというのが、当たり前ですよね。
あなたが子どもだったときのことを思い出してみてください。
ですから、子どもに常に認められる状態にあることは無理なことなのです。
無理なことをしようとするから、苦しくなるのです
子どもがわるいのでしょうか?親がわるいのでしょうか?
子どもに認められたいと思いがあるあなたは、
自分で自分のことを認められていますか?
自分で自分のことを愛せていますか?
人間関係は、まずは自分と自分との関係がうまくいくことが大切です。
自分で自分のことを愛することができている人は、自分と他者の関係もうまくできるのです。
反対に、自分のことを愛することができない人は、他者との関係もうまくつくれないものです。
あなたは自分のことを認めることができますか?
あなたは自分に自信がありますか?
あなたは自分のことが好きですか?
あなたは自分のことを愛していますか?
まずは、親であるあなたが、あなた自身のことを愛してください。
あなた自身のことを好きになってください。
子どもには子どもの考え方があるのです。
子どもなりに考えていることはあるのです。
子どもも一人の人間として尊重されることが大切なのです。
親が自分のことを愛することができれば、自分自身のことを大切な存在と信じることができていれば、
たとえ子どもに暴言を吐かれたとしても、子どもに認められていないからと傷つくことはなくなります。
そうすると、もっと子どもにやさしく接することができるでしょう。
子どもが暴言を吐いたり、暴力をふるってくるということは、単なる交渉手段です。
『オレのいうことをきかなかったらこんなことをするぞ!だから、いうことをきいてね』
ということなのです。
そのまま子どものいうことをきき続けていると、エスカレートしてしまうので注意が必要です。
子どもと言い争いにならないためには、
まずは、子どもの味方になりましょう。
子どもの心の扉をあけましょう。
『親は自分の味方なんだ!』と子どもがわかれば、心の扉を開いてくれますよ。
子どもといい関係を築いていけますように。
いろんなことが起こるのが子育てですが、
あなたが【これから子どもといい関係を築いていく】と心に決めれば、子どもとの関係は必ずいい方に変わっていきますよ。