こんにちは。不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。
卒業式のシーズンになりましたね。
卒業式が終わった学校、まだこれからある学校があると思います。
不登校のお子さんの親御さんは、卒業式をどのように迎えたいと、思っているでしょうか。
*人生の節目になるから出席してほしい
*思い出になるから出席してほしい
という、出席してほしいと思っている親御さんが多いのではないでしょうか。
なかには、学校の対応に不満があり、出席しなくてもいい。と、思っている親御さんも、いらっしゃると思います。
では、卒業式に出席することになったとします。最近は、色々な方法で卒業式を行ってくれます。どのようなかたちで、出席しますか?
*同級生のみんなと同じ卒業式
*卒業式に欠席したメンバーとの卒業式(体調不良だった子も含む)
*1人卒業式
卒業式に色々なパターンがあるのは、先生の、卒業式には出て欲しい。出してあげたいという、気持ちからだと思います
不登校のお子さんの親御さんに、考えて欲しいことがあります。
それは、不登校のお子さんの気持ちを第一優先に決めて欲しい。ということです。
不登校のお子さんによって、気持ちは色々です。
*友達に会いたいから、みんなと一緒の卒業式に参加する
*参加できなかった子達の卒業式にでる
*誰とも会いたくないから、1人卒業式に出る
*卒業式なんて参加しない。
不登校のお子さんにとって、卒業式に出るのはとても勇気がいります。
なぜなら、卒業証書授与の時は、同級生、保護者に見られているからです。
不登校のお子さんは、注目されるのは嫌なものです。今まで、学校に行けなかったのも、人の視線が気になっていたからという場合があります。ですので、わざわざ注目を集める卒業式に参加する意味が分からない。となるのです。
卒業式には頑張って参加したとしても、卒業式後に、友達と写真を撮る時に、1人ぼっちになるから嫌だ。という気持ちもあるでしょう。
不登校の子の親御さんには、お子さんの気持ちをしっかり聞いてあげて欲しいのです。
卒業式の主役はお子さんです。お子さんの気持ちを優先に、親子で話し合って決めてくださいね。