心理カウンセラーのブログ

自信がない不登校の子どもに必要なたった一つの視点

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こんにちは、不登校カウンセリングセンターの神谷今日子です。

不登校の子どもは、自信をなくしたり、悩みすぎたりすることが多いですよね。

勉強できない僕はダメなんだ…

友だちと仲良くできない私はダメなんだ…

こんな様子を見て、自信をつけてあげたいな…、モヤモヤするな…と思う親御さんも多いと思います。

今日は、そんな自信をなくしたり悩みすぎたりしている不登校の子ども自身やその親御さんに持っておいて欲しい視点を一つ紹介したいと思います。

絶対にこう!という人は一人も居ない


どういう意味?と思った方も多いかもしれませんが、「絶対にこう!」という人は一人も居ません。

例えば、「自分はできない人間だ」と思って、自信をなくしている不登校の子どもが居たとします。

できないことに直面する機会が増えてくると、やはり、そのような思いは生まれやすくなりますよね。

私も、小さい頃から、「私はできない人間だ。だから人一倍頑張らなければいけない。」と思っていました。

ただ、ここで考えていただきたいのです。

絶対に、本当に何もできない人っていうのは、居ないのです。
その逆で、絶対に何でもできる人というのも居ません。


そんなの当たり前じゃん!と思った方もいらっしゃるかも知れませんね。
ただ、自信をなくしている方のほとんどは、自分のできていないところやできなかったところにのみ、目を向けていることが多いのです。

できないところ・できるところ、どっちも持っているのが人間です。


これは、人間関係でも言えることです。

すべての人に好かれる人もいませんし、すべての人に嫌われる人もいません。
好かれることもあり、嫌われることもある。それが人間です。


では、これが客観的な事実なのに、どうして私たちは苦しんでしまうのでしょうか?

それは、過去の経験から、こういうものだ!という思い込み(主観)を強く持ち続けているからなのです。

過去の経験で傷ついた心を癒やしていくこと・思い込みを手放していくことで、不登校の子どもの自信が取り戻せたり、悩みづらい心になったりしていくのです。


ですから、今日は、「どっちも持っているのが人間で、絶対に片一方だけということは無い」という客観的な視点を大切にして欲しいというお話でした。

不登校の子どもがいきなりこれを理解するのは難しいんじゃない?と思うかもしれません。
ただ、親御さんであるあなたが、こういった視点で子どもと接することで、子どもの素晴らしいところにも目を向けられるようになり、子ども自身が「私がどんな状態であっても愛されている」という実感を得られるようになっていきますよ。

ということで、今日は心理カウンセラーの神谷今日子がお送りしました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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