こんにちは。不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。
不登校のお子さんの親御さんに質問です。
あなたはがこの先、一緒に生活するとしたら、次のどちらの人を選びますか?
いつも笑顔で明るいAさん。
難しい顔をして考え事をしているBさん。
私はAさんと一緒に生活したいです。
不登校のお子さんの親御さんも、そうなのではないでしょうか。
どうして、いつも笑顔の明るいAさんと一緒に生活したいと思いましたか。
・笑顔を見ていると、自分も明るくなるから
・笑顔を見ていると、自分も笑顔になっていくから
・笑顔になると、気持ちが明るくなるから
・気持ちが明るくなると、前向きになるから
など、他にもあると思います。
難しい顔をして考え事をしているBさんと一緒にいると、自分まで、難しい顔になりそうですよね。
何も悪いことをしていないのに、何か悪いことをしたのかな、と思ってしまいますよね。
それは、不登校のお子さんも同じです。
親のあなたが辛そうにしていると、不登校のお子さんも辛いです。
それでなくても、不登校のお子さんは、学校に行っていないという負い目を感じています。
親のあなたに、申し訳ないと思っています。
ですので、親のあなたが辛い顔や難しい顔をしていると
・僕(私)が学校に行っていないのがいけないんだ。
・僕(私)がいるから、困っているんだ。
・僕(私)はいないほうがいいんだ。
・全部僕(私)のせいだ。
と、思って、どんどん、どんどん、自分を責めていくことになります。
不登校のお子さんが自分を責めていくということは、自己否定をしていることになります。
自己否定は、自己肯定感を下げる行為です。
自己肯定感が下がるということは、お子さんから自信を奪っていくことになるのです。
不登校のお子さんも、一緒に生活するのなら、いつも笑顔で明るいAさんがいいでしょうね。
不登校のお子さんにとって、一緒に生活しているのは、親のあなたです。
今、親のあなたが、不登校のお子さんに引っ張られて、辛い顔をしていませんか。
当たり前のことですが、不登校のお子さんより、親のあなたの方が人生の先輩です。
ここは、人生経験が豊富な親御さんが、心のコントロールをしていきましょう。
親のあなたが、いつも笑顔で明るいAさんになるのです。
それが、とても難しいことは分かっています。
私も不登校の子の親でした。
お母さんが幸せでいれば、お子さんは学校に行くようになりますよ。と、言われました。
そんなの無理ですよ。と思っていました。
でも、私が無理と諦めたら、親子で苦しい毎日をずっと過ごすことになると思いました。
この先も、終わりのないトンネルをずっと歩くのは、嫌だと思いました。
本当に笑顔になっていたのか、子どもがどういう風に私を見ていたのかは分かりません。
でも、気持ちは笑顔でいました。
気持ちは幸せになったつもりでいました。
人は、良くも悪くも一緒にいる人の影響を受けます。
不登校のお子さんには、親のあなたの笑顔の影響を与えませんか。
窓を開けて、空を見て、私は幸せ!と、言ってみてください。
今日も笑顔で過ごしましょう。