こんにちは、不登校カウンセリングセンターの神谷今日子です。
あなたは、無気力感を感じていませんか?
あなたの子どもは、無気力感を感じていませんか?
不登校の子どもの中には、無気力感を感じる子もいます。
僕(私)はどうすることもできない
どうせ何もできない
どうせ僕(私)なんて…
こんな風に思い、何をする気にもなれなくなってしまうということがあります。
今回は、こんな、無気力感の正体についてお伝えできればと思います。
無気力感=できないことをやろうとしている
無気力感の正体、それは、できないことをやろうとしているときに現れるものです。
例えば、何でもうまくこなさなければいけない!と頑張っている子どもがいたとしますよね。
この場合、もし、何かうまくできないことに直面した時に、大変な無気力感に襲われます。
人間、得意不得意はあるので、うまくできないことに直面することはありますよね。
ただ、何でもうまくこなさなければ!と頑張っていた子どもにとっては、それはとても衝撃的な出来事になり、無気力になってしまうのです。
他にも、 誰からも嫌われてはいけない!と周りの顔色をうかがって頑張っている子どもがいたとしますよね。
この場合も、もし、人に嫌われるような出来事に直面した時や、人が誰かを嫌っているのを目撃した時にも、無気力感に襲われます。
一度も誰かから嫌われたことがない人はいないので、この例も、できないことをやろうとして、無気力感に襲われているということなのです。
こんな風に、私たちは、できないことをやろうとして、無気力感を感じてしまうのですね。
特に、まじめで頑張り屋さんな子が、パタッと無気力になってしまうのは、こういった背景があることが多いのです。
無気力感に襲われないために
無気力感に襲われないためには、大きな視点で見て、変えられるものと変えられないものを明確にしましょう。
過去は変えられません。
あなたが、過去に何か過ちをしてしまったとしても、それを変えることはできません。
他者を変えることもできません。
人それぞれ価値観が違うので、あなたが何をしても嫌う人はいますし、逆に好きという人もいます。
他者を変えることができないので、他者が決める結果を変えることもできないですね。
こんな風に、変えられないものに気付くと、そこを変えようと頑張って(できないことをやろうとして頑張って)、無気力感を感じるということが減っていきます。
一方で、自分は変えていくことができます。
カウンセリングや心理学を学ぶことで、自分自身の考え方や捉え方は変えていくことができますよね。
また、自分が今できることを精一杯やるということもできます。
こんな風に、変えられるものにフォーカスできるようになると、健康的に進んでいけるようになるのですね。
ということで、今回は無気力感の正体というテーマでお話させていただきました。
できないことをやろうとすると無気力感が現れる。
変えられるものと変えられないものを明確にして、変えられるものにフォーカスしていこう。
というお話でした。
無気力感を感じているということは、できないことをやろうとしているサインとも言えますね。
では、今回は心理カウンセラーの神谷今日子がお送りしました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。