こんにちは。不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。
不登校のお子さん、いきしぶりのお子さんの親御さんは、日々、お子さんのことを考え、これからのことを心配していますよね。
これからのお子さんへの対応方法を考えることは、とても大切なことです。
その前に、なぜ、お子さんが不登校、いきしぶりになっているのか、考えたこともありますよね。
お子さんが、いきしぶり出した時。お子さんが不登校になった時、親御さんの気持ちは、どうしてうちの子が!という気持ちが強かったと思います。
どうして不登校になってしまったのか、その原因を知り、対応をしていくことが、不登校の再発防止にもつながります。
お子さんが不登校になるのは、その子その子の理由があります。千差万別です。
大きく分けると、
・原因(いじめなど)がはっきりしている不登校。
・原因がわからない不登校。
が、あります。
今日は、原因がわからない不登校について、お話しをします。
原因が分からないで不登校になっているお子さんは、しらない間に、なんらかのストレスを感じているのです。
それらが、どんどん重なっていき、耐えられなくなっているのです。
そのストレスの感じ方が、え?そのことで?と、思うことが多い可能性があります。
例えば
お子さんは友達と楽しく遊んでいます。
たまたま、知らない子がいじめられている現場を見てしまったとします。
いじめられていることを目撃したこで、自分がいじめられているように感じてしまうお子さんがいます。
いじめられている子がいることを、先生に伝えないといけない、でも、できない、と悩むお子さんがいます。
お子さん自身はいじめられていないのですが、このことがきっかけで、不登校になるお子さんもいます。
こういうお子さんは、優しいお子さん、繊細なお子さんが多いです。
他人のことを、自分のことのように受け止めるのです。
親御さんが、いじめにあっていたの?と聞いたとしても、お子さんは、あっていないと答えます。
友達と喧嘩をしたの?と聞いても、お子さんは喧嘩をしていない、と答えます。
親御さんも先生も、お子さん本人に起こったことで、原因を探します。
不登校、いきしぶりになっているお子さんは、親御さんや先生の質問に答えているので、原因がわからない、という状況になっていくのです。
この時点で、お子さん自身も、なぜ学校に行けなくなったのか、分からなくなっているかもしれません。
お子さんの不登校の原因が、お子さんに直接関係していることではなく、間接的なことであるとき、
お子さんのストレス耐性が弱い可能性があります。
お子さんの自己肯定感が低い可能性があります。
今、親御さんがお子さんにしてあげられることは、無条件にお子さんのことを愛してあげることです。
不登校のお子さんは、
・自分はダメなんだ。
・自分は生きている意味はない。
・自分は、親に迷惑をかけている悪い子だ。
というように、自分の事を責めています。
自己肯定感を低くしています。
そんな不登校のお子さんには、親御さんからの無条件の愛が必要なのです。
学校に行くことができていなくても、親御さんから愛されていることは、不登校のお子さんにとって、
・安心できること
・生きていていいんだ。
と、思えることです。これは、とても大切なことです。
お子さんが生まれた瞬間。お互いの顔を合わせた瞬間を思い出して、お子さんに接してみてください。
不登校カウンセリングセンター 水野幸子でした。