
〜がんばる親御さんへ、ひとりで抱えこまないで〜
こんにちは、
不登校カウンセリングセンターの真鍋良得です。
もし今、あなたのお子さんが学校に行けず、日々どう接したらいいのか悩んでいるなら、
この記事が少しでも心をほっとさせるきっかけになればと思います。
「カウンセリングって何をするの?」と感じている方へ
「うちの子、学校に行けなくなってしまった…」
「私の育て方が悪かったのかも」
「どうしたら元気になってくれるんだろう?」
そんなふうに思いながら、毎日悩んでいませんか?
そんなとき、カウンセリングは“問題を解決する”というよりも、
親子の心の整理を一緒にしていく時間になります。
カウンセリングは、
ただ話を聞いてもらうだけの場所ではなく、
「あなたの育て方が悪い」と指摘する場所でもありません。
子どもと親の未来を明るくする“道しるべ”を一緒に探す場所なのです。
カウンセリングが助けになる3つのポイント
①「親自身の気持ちを整理できる」
不登校の子をもつ親御さんの多くは、自分を責めたり、将来への不安でいっぱいだったりします。
でも、カウンセリングでは「あなたのその気持ちも大切にしていいんですよ」と受けとめてもらえます。
安心して自分を出せる場所があるだけで、心はだんだん落ち着いていきます。
②「子どもとの向き合い方がやさしくなる」
カウンセラーとの会話の中で、
「子どもが本当は何を感じているのか」
「どう関わると安心するのか」
といったヒントが見えてきます。
「何とか学校に戻してあげたい」ではなく、
「今ここで安心していられるようにしてあげよう」
という視点に変わると、子どもも少しずつ心をひらいてくれるようになるのです。
③「子ども本人が話せる場所にもなる」
タイミングを見て、子ども自身がカウンセリングを受けることで、
親に言えなかった気持ちを安全な場所で表現できるようになります。
「学校に行けない」ことの奥には、
・人間関係の不安
・がんばりすぎた疲れ
・自分に自信が持てない気持ち
など、いろんな理由があります。
子どもが自分の気持ちに気づけたとき、前に進む力が少しずつ戻ってきます。
カウンセリングでは「心理検査」も受けられます
カウンセリングの場では、必要に応じて心理検査を受けることもできます。
これは、子どもや親の「今の心の状態」や「考え方の傾向」などを客観的に知るためのツールです。
たとえば――
・学校に行けない理由が人間関係によるものか、ストレスの蓄積か、それとも発達特性によるものか
・子ども自身がどんなことに不安を感じているのか
・親自身のストレス度や思考のくせ
こうしたことが数値やグラフで見える形になると、
「どう対応すればいいか」がより具体的にわかってきます。
心理検査の結果をもとに、カウンセラーといっしょに対話を重ねながら、
その子に合った関わり方や、家庭でできる工夫を見つけていけるのです。
ひとりで抱えず、頼ってもいい
「子どもが学校に行けないのに、親が楽になっていいの?」
そう思ってしまうかもしれません。
でも、親が安心していると、子どもも安心するのです。
子どもにとって一番の居場所は、あなたの笑顔
子どもが不登校になったとき、親としてできることはたくさんありますが、
その中でも一番大切なのは、「大丈夫だよ」と信じて見守りながら、子どもの話を傾聴することです。
そのために、カウンセリングを上手に使って、
まずはあなた自身が「ひとりじゃない」と思える時間を増やしてみてください。
子どもは、あなたのぬくもりの中で、少しずつ元気を取り戻していきます。
焦らなくて大丈夫。
今日もがんばっている自分を大切にしてあげましょう。