心理カウンセラーのブログ

最後の登校

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 こんにちは、
 不登校カウンセリングセンターの真鍋良得(まなべりょうえ)です。

 

 義務教育である小学校、中学校は、学校に行っていなくても卒業できます。

 

 しかし、これまでずっと不登校でも、子どもに卒業式には出てほしい、卒業式を経験させてあげたいと思う親は多いのではないでしょうか。

 子どもも、卒業証書をもらうとうれしい気分になることもあります。

 私の次男は小学校6年間ずっと不登校でした。

 学校に行ける雰囲気はありませんでしたが、6年生の時の校長先生が、子どものことをすごく気にかけてくれる方で、時々家に来てくれました。

 3学期に入ってからは、オンラインで授業や行事の様子を見せてくれたり、次男が同じクラスの子どもたちと話をする機会を作ってくれたりしました。

 そして、卒業式当日は、卒業式の様子をリアルタイムでパソコンの画面を通じて見せてくれました。

 卒業式が終わった後、校長先生から、学校に卒業証書を受け取りに来ませんかと提案があり、次男と一緒に学校に行き、校長室で卒業証書を受け取りました。

 同じクラスの子どもたちがまだ学校にいて、みんなと会う機会を持つことができました。

 小学校生活最後の日の30分程度の登校でしたが、次男にとってはいい思い出になったようです。

 学校側がこのように配慮してくれることはなかなか期待できないかもしれませんが、親が学校に働きかけて子どもが卒業証書を受け取りに行けるような環境をつくる努力は可能です。

 学校に行くかどうかはあくまで子どもの意志なので、卒業証書を受け取りたくないという子どもを学校に行かそうとする必要はありませんが、子どもが最後くらいは学校に行ってみたいと思っているのなら、親の努力で子どもの想いをかなえてあげられたらいいなと思います。

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