
不登校カウンセリングセンターの西浦まゆみです。
高校生の不登校の要因に予期せぬ出来事(ライフイベント)があります。
高校生の不登校とは、高校生になって初めて不登校になったことを言います。
全く不登校歴がないことですね。
小学生時に不登校だった、中学時に不登校だったというのは当てはまりません。
あくまでも、高校生になって初めて不登校になった場合の要因の1つが予期せぬ出来事
(ライフイベント)です。
予期しない出来事(ライフイベント)とは、両親の離婚出会ったり、
身近な人との死別、恋人の別れ、学業の不振、兄弟の不登校などです。
両親の離婚や身近な人との死別は、
自分ではどうすることもできない予想できない出来事であり、
それに打ちのめされている状態に無気力になったり、
または、学校でのちょっとした出来事が加わり不登校になっていきます。
恋人との別れや学業の不振は、初めての恋が破れて心にダメージを受けているのに、
学校に行っても会わなければいけない現状にストレスを抱えてしまったり、
小中学校と成績が良かっただけに、高校に入り成績が伸びないことに挫折感を抱いて
不登校になることもあります。
このように高校生の不登校の要因は予期せぬ出来事なので、
本人にとってもどうしていいのかわからず、心が疲弊している状態です。

そして、高校生の不登校の場合は、
大抵の場合、家庭で解決できることは少ないのです。
なぜなら、時間がないのに加えて、
高校生の不登校っ子は自我(自分のイメージ)が出来上がっているので、
親の言うことを素直に聞かない傾向にあるからですね。
高校は小中学校の義務教育と違い、単位が足りなければ留年になります。
その単位も教科によって必須単位が変わります。
高校生の不登校っ子が留年になったら、
下の学年の子たちと学校に通うのに抵抗を感じて、不登校解決が難しくなります。
だから、高校生の不登校っ子を様子を見るのではなく、
様子を見ながらも早めのアクションを起こしていくことが大切です。
登校日数などの単位はどのくらいなのか、
学校の先生やスクールカウンセラーとの連携や
不登校専門のカウンセラーに相談したりすることですね。
不登校っ子のことで気になることがありましたら、気軽に相談してください。
大切なことはひとりで抱え込まないことです。