
こんにちは、
不登校カウンセリングセンターの真鍋良得です。
不登校のお子さんを持つ親御さんにとって、毎日はさまざまな不安や心配があることでしょう。しかし、お子さんが学校に行けていないことは、決して「成長が止まっている」ということではありません。今回は、親と子が一緒に「自分らしい成長」を見つけるヒントをお伝えします。
1. まずはお子さんの気持ちに寄り添う
お子さんが不登校になった原因や状況はさまざまです。まずは、「学校に行かなくてはいけない」というプレッシャーを一旦手放し、「今、どんな気持ちなのか」をお子さんから聞いてみましょう。
ただし、無理に聞き出そうとするのは逆効果です。お子さんが話したくなるまで待つことも、寄り添いの一つです。
声かけの例: 「最近、どう感じている?無理に話さなくてもいいけど、いつでも聞くからね」
2. 小さな成功体験を一緒に見つける
不登校のお子さんにとって、「何かをやり遂げる」ことは自信回復の大きな一歩です。学校の勉強に限らず、日常生活での小さなチャレンジを一緒に探してみましょう。
例:
- 毎朝決まった時間に起きてみる
- 興味のある本を読む
- 家の手伝いをする
これらの小さな達成を褒めてあげることで、お子さんは「自分はできる」という感覚を取り戻します。
3. お子さんの「好き」や「得意」を応援する
お子さんが楽しんで取り組めることを見つけることは、自己肯定感を高めるためにとても大切です。
例えば、ゲームが好きなお子さんであれば、ゲームを通じて考える力やチームワークを学ぶことができます。また、絵を描くのが好きなら、作品を一緒に展示したりSNSに投稿するのも良いでしょう。
親御さんが「何をやっても無駄ではない」というメッセージを伝えることで、お子さんは安心して自分の「好き」を伸ばせます。
4. 学校以外の学び方を考える
現代では、学校以外にもさまざまな学びの場があります。
- オンライン学習: 好きな科目や興味のあることを自由に学べます。
- 地域活動: 地域のボランティアやイベントに参加することで、新しい人間関係を築くことができます。
- 専門家の支援: 心理カウンセラーや不登校支援機関に相談することも視野に入れましょう。
お子さんが自分のペースで学べる環境を一緒に探してみてください。
5. 親自身もリラックスを心がける
お子さんが不登校の状況では、親御さん自身が疲れてしまうことも少なくありません。親がリラックスしていると、お子さんにもその安心感が伝わります。
- 自分の趣味を楽しむ
- 同じ悩みを持つ親同士で話す
- プロのカウンセラーに相談する
親が元気でいることは、お子さんの成長を支える大切な要素です。
6. 成長の形は人それぞれ
子どもの成長は、必ずしも学校の出席日数や成績で測れるものではありません。お子さんが少しずつでも前に進む姿を見守り、認めてあげましょう。
お子さんが自分のペースで成長していく中で、親子で一緒に「自分らしい道」を見つけていくことが、何よりも大切です。
まとめ
不登校のお子さんと向き合う際、親御さんにとっても試行錯誤の連続です。しかし、お子さんに寄り添いながら小さな成功体験を重ねていくことで、親子ともに新しい成長の形を見つけることができます。
一歩ずつ、ゆっくりと進んでいきましょう。