こんにちは。不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。
親というものは、常に我が子のことを思っているものです。
それでも、大好きなこと、楽しいことをしている時は、お子さんのことよりも、大好きなこと、楽しいことでいっぱいになることがありますよね。
そう考えると、不登校のお子さん、いきしぶりのお子さんの親御さんは、常にお子さんの事が頭から離れないと思います。
大好きなこと、楽しいことをやっていても、不登校のお子さんのことが、ずっと気になっているのではないでしょうか。
その状態は、心に余裕が無い状態です。
仕事をしているとき、家事をしているときに、注意力が散漫になっていると感じたことはありませんか。
不登校のお子さんのことを
・どうして、こうなってしまったのだろう。
・どこで間違ってしまったのだろう。
・この先、どうなっていくのだろう。
・将来は大丈夫なのかな。
と、常に考えているからこそ、仕事や家事、今していることに集中できていないのですね。
不登校のお子さんの親御さんは、職場で負のループに陥っていたり、陥りそうになっていませんか。
不登校のお子さんを学校に行かせようとして、朝からドタバタ。
おかげで、職場へは遅刻。
仕事をしていても、お子さんの事が気になって、目の前の仕事に集中できない。
そのために、ミスも増えるし、仕事をこなすスピードが落ちている。
そのことが、周りの人にも迷惑を掛けることになり、最近、人間関係がギクシャクしてきている気がする。
という、状況になっていませんか。
不登校のお子さんのことを愛しているからこそ、起こることです。
でも、負のループからは抜け出したいですよね。
その方法は、今、目の前の事に集中することです。
親御さんが、不登校のお子さんのことを考えたとき、その考えは、今のことですか?
どちらかというと、あーすればよかった。こうすればよかった。という過去のこと。
これからどうすればいいのか、という未来のことですよね。
そう思うと、親御さんは、今、目の前にいるお子さんのことは、あまり考えていないのかもしれません。
お子さんの立場になってみましょう。
過去と未来のことばかり言っている親御さんと、
今の自分を見てくれている親御さん。
あなたは、どちらの親に心を開きますか。
今の自分を見てくれている、信頼してくれている親ですよね。
今、目の前の事に集中していきましょう。
今、目の前の事を親御さんが楽しんでいれば、お子さんもやってみたくなるものです。
親御さんが、楽しんでいれば、お子さんも楽しくなります。
楽しいと、自分は大丈夫、と思えるようになっていきますよね。
自分は大丈夫と、思えるようになれば、自分に自信がつきます。
自分に自信がつけば、自己肯定感も上がって行きます。
自己肯定感が上がっていけば、学校に行こう、という気持ちもでてきます。
過ぎ去った日のことを考えて、後悔するのではなく、今に集中しましょう。
これからの未来のことを考えて、不安に襲われるのではなく、今に集中しましょう。
そして、今を楽しみましょう。
それは、親御さんにも、不登校のお子さんにもいいことですよ。
水野幸子でした。